活動報告・レポート
2020年12月15日(火)
教育談義
教育談義

教育関係者の皆さんと懇談しました。教育に携わっている人にとって難しいところは、教育の成果を確認できるまでに長い時間を要することです。義務教育を終了した生徒が社会で活躍するまでの時間は、数年から数十年の先のことです。果たして授業で教えたことが正しかったのか、それとも別の方法があったのかを判断することは難しいということです。人によってその成長過程は異なりますから、20歳代で思いを実現させる人がいると思えば、50歳代になって思いを達成する人もいます。成果が出せるのが、もっと遅い年齢になってからの人もいます。

教育の成果は年月を経なければ分からない。それが教育の難しさであり、楽しさでもあります。

教師の一人の方と「子どもの成長に関われることは責任がありますが、楽しいことだと思います。子どもと関われることを、自らの成長と共にあることを意識しなければ教師は務まらないと思います。子どもの将来は、現在にあるのではなくその先を意識することが求められていると思います。だから社会で必要な、世界で通用するための武器を身につけて欲しいと願っています。それはAIであり医療や福祉であり、工学や外国語でもあります。その基礎になるものが道徳であり偉人から学ぶことだと思います」と話し合いました。

子ども達が将来、世界の舞台で戦うための教育、しかし日本人としての誇りを心に持てるような教育が必要だと思います。難しい課題ですが、挑戦している教育関係者の方々の取り組みを称えたいと思いますし、心から応援しています。

勝手口

社会には公式と非公式の場面があります。本日、懇談した経営者は「家に玄関と勝手口があるのと同じです。何のために勝手口があるのか考えれば分かることです」という意見がありました。とてもうまい表現だと思いました。勝手口があるから根回しが出来ますし、人のいないところで本音の話が出来るのです。玄関だけでは家として十分な役割を果たせないように、社会には勝手口が必要なのです。

全てが公式な場で議論を交わして結論を出すことは理想ですが、本音を出さないで決めたことは不満が残りますし、その結果としての約束事を守ることは難しいことになります。本音の部分に対応する施策を立案することが、居心地の良い社会になるように思います。それは勝手口のない家を想像すると分かりやすいと思います。

家には玄関と勝手口がある。何故、勝手口があるのかを考えることが、社会のあり方も考える機会になると思います。

懇談会

経営者の方々と懇談する時間をいただきました。信頼関係にある方々との懇談だったので、本音の話を交わすことができた時間となりました。

  • 人の悪口を言わない。人の批判をしない。自分の「常識」、「普通」は人の「常識」でもなければ「普通」でもありません。人のよって価値観が異なるので、自分の価値観に遭わないから「あの人はダメ」と決めつけて悪口を言うことは信頼できない人です。
  • 悪口を云う人とは付き合わないことが一番です。この経営者は、そんな人は距離を置くことにしています。物事がうまく行かなかったとき、自分以外の誰かの責任に押し付ける人がいますが、そんな人は相手にできません。
  • 悪口や批判を聞いた場合、直接、その人と話をすることが大事です。直接、その人と話をすると、誰が話を捻じ曲げているのか、誰が嘘をついているのかが判明します。間に入っている人を取り除くことで本質が見えてきます。間に入って、二人の関係を悪化させる人はたくさんいるので十分気をつけたいものです。この経営者は、噂話、悪口や批判を聞いた場合、その相手を確かめて直接確認するようにしています。話を捻じ曲げている人や、二人の間に入って関係を悪化させるような人とは仕事をしないように決めているのです。
  • うまく結果が出せた場合は自分のお陰。うまく行かなった場合は「あの人の責任」と言う人がいます。こんな人は相手にできない人です。つきあうことを止めましょう。

以上、相手にできない人のパターンを記しました。「良い人とつきあうようにしましょう」という結論になりました。ただ、それも簡単なことではないのですが。