活動報告・レポート
2020年12月7日(月)
偉人学習会
偉人学習会

本日、「小山肆成物語」をいただきました。自費出版したものをわざわざ届けてくれたものです。小山肆成は天然痘ワクチンを開発した江戸時代後期の医師で、和歌山県の偉人の一人ですが、残念なことに知名度は高くありません。この偉人に関して、以下の意見をいただいています。

小山肆成物語

和歌山県の偉人の一人である江戸時代後期の医師、小山肆成氏は、貧しい人から診察料も取らず、清貧の人であられたと考えています。

名声など求めず、病の患者救済に純粋に生涯を費やした方と推察します。同時代には、緒方洪庵や伊東玄朴なども天然痘に対応した医師として有名ですが、武士、商人など、社会的裕福な患者を主に診察した人が名を残しているのが現状です。

貧しい人に尽くした小山肆成氏の名を聞かないのは、文化人を診察対象としていなかったからと思います。

だからこそ「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」が真心の功績を伝え、光を当てたいと思い、偉人・先人としての学習会を今年から始めたのです。

と伝えてくれました。

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」では陸奥宗光伯の生き様を伝えてきましたが、令和2年度から故郷の偉人の生き様を伝えようと学習会を開始しています。和歌山県は多くの偉人を輩出していますから、令和元年、どの偉人を学習会の主人公にしようかと役員で考えました。

本年度の学習会に登場してもらう偉人は、陸奥宗光伯と小山肆成氏、元JAXAの上野精一氏、そして元陸軍軍人の小野田寛郎氏の四人に登場してもらうことにしました。

既に終えている学習会では陸奥宗光伯、小山肆成氏、そして上野精一氏を取り上げています。もう一人の偉人である小野田寛郎氏のことは令和3年1月に取り上げる予定にしています。

ところで産経新聞の「産経抄」を読みました。ひとつは令和2年12月2日の「天然痘のワクチンの開発したジェンナー」の記事。もうひとつが令和2年12月3日の「陸奥宗光外務大臣と米国の外交官であるヘンリー・デニソン氏」の記事です。

わが国の外交に功績のあった陸奥宗光伯と共にヘンリー・デニソン氏と、天然痘のワクチンを開発したジェンナーは取り上げられていますが、和歌山県の江戸時代の医師小山肆成氏は取り上げられていません。残念なことですが、これは和歌山県の訴える力が弱いためなのだと反省しています。

ここで「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」として誇りに思うことは、二日連続「産経抄」で陸奥宗光外務大臣と天然痘ワクチンの開発者を取り上げてくたれたことです。

小山肆成氏は取り上げられていませんが、現在、読者に伝えたい時代の価値のある情報として外交とワクチンがあると発信してくれているのです。

和歌山県の偉人である外務大臣を紹介してくれていますし、新型コロナウイルスと天然痘の脅威から救うためのワクチンの必要性と開発者のことを伝えてくれているのです。昨年の段階から、陸奥宗光伯と小山肆成氏を来年の学習会の主人公にしようと考え、取り上げている私達の実行委員会の時代を捉える視点は正解だと感じています。

時代が求めているものは偉人の功績や生き様の中にヒントがあります。再びスポットを浴びせることで、現代人が学べることはたくさんあります。故郷の偉人の功績と生き様から、時代を超えて必要な考え方と行動を学ぶことは意味のあることです。

私達は高校生、中学生そして小学生を対象に学習会を行っているのは、次世代に偉人の功績を伝え、その経験から生き様を学んでもらうためです。二日連続の「産経抄」の記事はこの実行委員会の方向性は正しいものであると認めてくれているように感じています。

この「産経抄」の記事は、私達にとって大きな励みなるもので、来年の学習会や活動に向かう力を与えてくれるものです。今年の学習会は全て終了していますが、来年度に向けて故郷の偉人のことを知ってもらう企画を検討しています。

その他
  • 議会一般質問に関して、企業誘致や道の駅について議論を交わしたこと。県政と県土発展に反映させるため取り組んでいます。
  • 県内普通科高校の再編の問題や専門性の高い高校の必要性について話し合いました。