活動報告・レポート
2020年11月30日(月)
県議会報告会
県議会

和歌山県議会が開催されました。本日は提案されている、給与に関する「条例の改正案」議案の審議を行いました。僕が所属している経済警察委員会では「警察職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」についての審議と採決を行いました。これは令和2年10月23日に人事委員会が開催され、そこで「期末手当の支給割合」を引き下げることの給与勧告がなされたことに伴うものです。経済警察委員会では全員一致で本議案を可決しました。

その後、本会議が再開となり「給与改定に関する条例」議案は全て可決されました。この後の県議会は、来週から始まる一般質問へと舞台は引き継がれます。

続いて農林水産部関係の確認事項があったので、先輩議員と共に部局を訪問しました。海岸に面している和歌山県にとって水産業は守るべき、そして将来とも収益を上げられるよう引き継ぐべき大事な産業です。近年、漁獲高が低迷していることから、獲る漁業からの転換を志向していますが、簡単なことではないことを認識しています。県政として、将来に亘って漁業が成り立つことを目指しているので、将来に向けての意見交換を行いました。大事な産業を守りながら、新産業を取り入れることも必要なので、産業政策に関してはこれからも話し合いを続けていく所存です。

県議会報告会
県議会報告会

「片桐章浩を応援する会」主催の議会報告会を開催しました。今回も直接、集まってくれた方と、リモートでの参加する方法を選んでくれた方と交えての、第91回目の開催となりました。

今回は、和歌山県の新型コロナウイルス感染症対策に絞って報告を行いました。県政で実行していること、県民の皆さんにお願いしていること、第三波の感染者の傾向などを伝えました。

1.和歌山県として病床の確保と条例制定について
和歌山県の病床は400床を確保していますが、さらに増床するために令和2年12月議会の補正予算案を組んでいます。議会で審議する予定ですが、この補正予算案を採決した後は、70床増床することになり、合計で470床を確保することができます。感染者の入院体制をさらに増強しておいて、感染者が増加することに備えています。もちろん感染対策を実行しているので、要請患者を増やさないことを前提にしているのは言うまでもありません。
また令和2年12月県議会では「和歌山県新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等対策に関する条例」制定のための審議を行っています。誹謗中傷を予防するための条例を制定することにしています。条例を制定すれば関西では初めての府県になります。

2.県民の皆さんへのお願いについて
感染拡大を防止するため皆さんへの呼びかけと協力のお願いをしています。

  • 特に感染が拡大している地域に出かけての会食や飲食は控えること。
  • 遅くまで集団で会食や宿泊はしないこと。
  • 特に高齢者の皆さんには、カラオケやダンスなど大規模なイベントへの参加を控えて欲しいと思います。
  • 症状が出れば通勤通学を控えて、直ちにクリニックを受診してください。
  • 自ら発熱チェックをしてください。
  • 病院や福祉施設で感染者を出さないように、出かける際には特に注意をしてください。
  • 濃厚接触者は陰性であっても、さらに注意をしてください。

3.和歌山県内の感染傾向について

  • 第一波。50歳以上の感染者の比率は60.3パーセントを占めていたことが特徴。
  • 第二波。主に20歳代の感染者が増加した傾向にあります。30歳代と40歳代を加えると全体の71.7パーセントを占めています。高齢者よりも若い人の感染が増加しています。
  • 第三波。再び50歳代以上の年代が感染の中心になっています。特に70歳代以上の高齢者の感染が増加している傾向にあります。50歳代以上で55.5パーセントを占めています。

第三波では感染経路を特定できない場合もあり、自らの行動に注意する必要性が高まっています。まずはうがい手洗い、マスク着用などの予防を行い、体調が優れない場合は行動を控えるなど、なお一層の自己管理が必要です。味覚や嗅覚にも注意を払い、おかしいなと感じた場合は、保健所などへの相談をお願いします。

以上の説明のあと、参加者の皆さんと意見交換を行いました。

感染予防のために心がけておくべきことの話し合いと、和歌山市内で危険と感じる交差点の指摘などがありました。注意喚起、そして危険個所への対応を行います。