和歌山県に拠点を置きながら仕事をしている経営者と会って懇談しました。二週間前にご縁をいただき電話で話したので、知人を介して今日、会うことになりました。新型コロナウイルス感染症対策に関わる仕事を追加しているのですが、本業のレベルを聞くと全国レベルであることを知りました。

「首都圏での仕事もしていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で首都圏での仕事も減少しています」ということから、新しい取り組みにも着手しているのです。ただ本業のレベルを聞かせてもらって、コロナ後に備えて体制を整えておくことも大切なことを話し合いました。

全国レベルの仕事をしていることから顧客も多いのですが、都道府県が新型コロナウイルス感染症の影響を受けているので、落ち込み方も大きく「昨年と比較して20パーセントぐらいです」という話をしてくれました。これは前年と比較して約80パーセント売り上げが減少していることを意味するので、全国規模の仕事をしている会社の厳しさを感じました。多くの府県では、地元事業者との仕事を優先させているので、府外や県外事業者の仕事は減少していることを示しています。

それでも「和歌山市でお世話になって来たので、本社を移転することはありません。和歌山市に拠点を置くことに拘っています」と社長は話してくれました。この気持ちを大切にしたいと思うので、早く仕事量を戻せるように今後の動き方について話し合いました。

夕方から議会報告会を行いました。今回は令和2年9月県議会で議論した内容と、最近の県政の動向について説明を行いました。質疑も含めて真剣に説明を聞いてくれたことに感謝しています。報告した主な項目を以下に記します。

以上の項目について説明を行い、質疑に応えました。和歌山県の将来を左右する県政の動きを説明できたと思います。

参加してくれた皆さんから「このような県政の動きを聞かせてもらえる機会を持てたことを嬉しく思います。ありがとうございます」「県政の動きが良く分かりました。他では聞けない話をしてくれたことに感謝しています」などの感想を聞かせてもらいました。どれだけお役に立てたか分かりませんが、県政への関心を高めてくれることや、将来を考える契機になってくれたら幸いだと思っています。

他にも伝統を伝える、守るべき価値について話がありました。「時代が変わり会社や組織などの伝統を疎かにする傾向があります。しかし守るべき伝統はあります。伝統を引き継がないことには企業の存在価値や組織の価値は失われていくからです。時代が変わろうとしても、受け継ぐべき価値、守るべき価値があります。それを伝えていくことが先輩の役割だと思います」と話してくれた人がいました。正にその通りだと思います。

そして「若い頃、先輩から自らの営業のスキルについてまとめた冊子をもらいました。あれは30年ぐらい前のことですが、時代は変わってもここで伝えている営業のあり方は現代に通用すると思っています。『営業のえ』という冊子ですが、これは『いろはのい』と同じ意味で、自らの経験から学んだ営業の基本を、後輩に伝えるためにまとめられた冊子です」と話してくれました。同席した後輩の方は「冊子をもらって読みましたが、当たり前のことを実行するのは簡単ではないと感じています。ここに書かれていることは営業の基本ですから、守ることでお客さんとの信頼関係につながっていると思います」と話してくれました。ここに書かれている基本を2点記します。

簡単なことのように思いますが、実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか。とても良い話を聞かせてもらいました。

• 洋上風力について話し合いました。その可能性や実現性などにも触れました。
• 教育とスポーツについて話し合いました。スポーツを通じて人間形成を目指している方と懇談できました。
• 新規採用の事務員さんの面接に立ち合いました。スキルも大事ですが、明るさや素直さ、人に好かれることが一番です。
• 明日の研修会について最終確認を行いました。明日から二日間青森県の視察に向かいます。