和歌山市内で開催中の「墨色流展2020秋5DAYS」作品展、これは南方怜文先生と生徒さんの作品展ですが、会場に行ってきました。先生の代表的な作品は「龍」ですが、今回展示されている黄金色で描かれた龍は向かってくるような迫力がありました。
先生と話をしている中で、「龍は僕の大好きな生き物です。この龍の右手に注目すると分かりますが、これは歴代中華の皇帝のためだけに書くことを許された龍の姿です。縁起のよい龍を描いた作品であり運氣をもらえそうです」と感想を伝えました。
一緒に鑑賞した方も「南方先生と言えば龍ですからね。これは代表的な作品です」と話してくれたように、観る人に好影響を与えてくれる作品だと思います。
会場にはたくさんの人が訪れていたことから先生の人柄が分かりますし、皆さんが笑顔で鑑賞している姿が印象的でした。人を笑顔にさせる作品を送り出してくれることを嬉しく思います。文化や芸術は国や好みを超えていく力があると思います。令和3年は和歌山県で国民文化祭が開催されるので、和歌山県の文化力を全国に発信してくれることを期待しています。
また先生が「エフエム田辺」で一日番組を担当すると聞きました。番組ではフレンチポップスやフレンチロックを流すそうです。フランスの文化にも関心があるようで、芸術は異なる文化を組み合わせて、融合させることで進化していると感じました。
企業誘致に関する取り組みです。世界は水素社会を目指していますし、新エネルギーの開発も進んでいることを教えてもらっています。水素を発生させるコンパクトな装置も開発されていますし、太陽熱を効率的に利用した発電方式も開発が進められています。水素を発生させる装置は大型のものだと認識していたのですが、コンパクトな装置が存在していて、既に製品化が図られていることを知りました。日本は水素を輸入していますが、この装置があれば国内で製造できますから、比較的、低コストで水素社会を迎えることができそうです。
「世界は転換期を迎えて大きく進んでいます。日本は技術大国ですが、世界の動きに対してあまり敏感ではないように思います。技術は常に開発を続けないことには、今の最新の技術であっても、明日は不必要になっていることも有り得ます。日本は世界の技術開発動向を注視する必要があると思います。アメリカ、中国は勿論のこと、台湾も水面下で開発と情報交換をしていますよ。世に出る前に情報を共有している企業が連携をしているのですが、日本企業の形はないですね」と話してくれました。
これが全てではないと思いますが、この話が世界の中の日本企業の置かれた位置だとすれば残念なことだと思います。世界は信頼できる良い人脈で動いていますが、そこに入れる機会を大事にしたいと思います。
- 来週は二度の研修会を予定しています。月曜日と火曜日は北海道、木曜日と金曜日は青森県での研修となります。研修日程と担当講師の説明を聞かせてもらいました。参加者にとって有益な研修になって欲しいと考えて、これまでの経験を伝えてくれました。この気配りに感謝しています。
- 毎月開催している異業種交流会の「和歌山会議」に参加しました。一時期、新型コロナウイルス感染症予防のため中止していたのですが、前月から再開しています。今回も30社を超える会員が集まって和歌山県のこと、社会貢献などについて話し合いました。和歌山会議として、今年8月に児童養護施設に対してマスクの寄贈を行いましたが、次回は和歌山県の障がい者サッカーチームの支援について話しました。皆さんの意思が一致していることを頼もしく思います。