活動報告・レポート
2020年10月15日(木)
主な政策の説明
主な政策の説明

和歌山県が取り組んでいる主な政策の説明を行いました。来年度に向けて動いている代表的なプロジェクトは串本町のロケット射場建設と、白浜町の南紀白浜空港の新ターミナル建設です。どちらも地域にとっても、和歌山県にとっても大きな事業なので、和歌山県の将来を明るい方向に導く事業です。

この説明に入る時、「今日話を聞くのを楽しみにしていました」と挨拶をいただき、和歌山県で期待できる事業の説明ができることを嬉しく思いました。どちらも令和3年度に完成するので、和歌山県の新名所になるものです。説明後の主な質問は次の通りです。

  1. ロケット射場は期待の持てる事業です。現時点での課題はありますか。
  2. 事業化すればどの程度の頻度で打ち上げをするのでしょうか。
  3. どんな企業から衛星を打ち上げて欲しいと依頼があるのでしょうか。
  4. 衛星を運ぶことになりますが、どこから運んでくるのですか。
  5. 地元和歌山大学は宇宙教育を推進していますが、どの程度、関与してくれているのですか。
    是非、産学連携をして協力体制を取って欲しいと思います。
  6. イプシロンロケットよりも小型ですが需要や事業の採算性はあるのでしょうか。
  7. 日本で初めての民間ロケット事業なので期待しています。和歌山県の産業になって欲しいと思いますが、そのためには周辺産業の誘致が必要だと思います。現在の宇宙ビジネスに関する活動を教えて下さい。
  8. 串本町で立地できた要因として、ロケット射場建設用地が確保できたことがあります。誘致に至る経緯を教えてください。
  9. 衛星ビジネスの需要はありますか。また市場規模はどれくらいですか。
  10. 南紀白浜空港の新ターミナルは国際線就航を目指してのものだと思います。現在のところ、どの国と就航する予定ですか。就航の目途は立っていますか。
  11. 白浜町にはICTオフィスを設けていますが、空港ビルや周囲にICTオフィスを設置すれば、より首都圏とビジネスでつながりますし、空港直結なら更に進出企業が増えると思います。企業を誘致するための方策についてはどうなっていますか。
  12. 大型機を飛ばさないことには、航空会社は採算面で就航することは厳しいと思います。滑走路の延伸などは考えていないのですか。
  13. 和歌山県から、白浜町から世界に飛び立てる。世界が開かれていることを訴えて欲しいと思います。南紀白浜空港から羽田空港に1時間、そこから世界に飛び立てることを、もっとアピールして欲しいと思います。

これらの質問に対応しました。課題はありますが、やらないことには事業の完成はできません。100パーセントの確信ができるまで事業を待つことになれば、実現する日は現状よりも遠くなります。和歌山県の人口減少や企業誘致を実現させる必要性などを考えると、じっくり構えている時間はありません。可能性があれば、できるところから着手したいと考えています。きっかけがあれば、まず会ってみる、話を聞いてみる。会わないで止めることはなしにして、まずは行動に移すこと、それが大事だと考えています。

説明と質疑を終えた後「とても楽しい時間となりました。和歌山県政に希望が持てるようになりました。この続きの話も聞かせて下さい」などの感想を聞かせてくれました。ありがとうございます。

その他
  • 持続化給付金や家賃支援金、障害年金について相談に応じました。手続きが分かりにくいようなので支援制度が適用できるようお手伝いをしています。
  • 新しい道路沿いのロードサイド店の進出について協議を行いました。図面を見ながら対応しています。
  • 建築物と埋蔵物の扱いについて協議しました。みなさんの協力を得たお陰で進められました。