会社経営者のTさんと懇談しました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも「お陰さまで仕事は順調です」という話をしてくれたように、取引先との信頼関係を築いていることから、大きく影響は受けていないことを聞き安心しました。ただ「不思議なことに、この時期にこれまで取引をしたことのない会社からの仕事の依頼がありました。もちろん防衛策として、『新規の取引先の方には前金で支払いをお願いします』と伝えています」支払いを条件にすることによって安全対策としているようです。
また中小企業にとっての問題は後継者についてです。後継者がいないことで事業を終える会社もありますが、ここでは「子どもが事業を継いでくれています」という話をしてくれました。後継者がいることで経営は長期的に安定しますし金融機関からの信頼も得ることができます。事業が順調に進展していることは嬉しいことであり、逆にTさんから「子ども達の代でも仕事が続けられるような県政を期待しています」と激励をいただきました。
飲食店の方が「一日だけ出張して飲食サービス」する取り組みを行います。経営者の意思でそこでの売上金の全額を寄贈することにしています。話を伺うと「恵まれない子ども達の支援や障がいを抱えながらも仕事やスポーツに取り組んでいる皆さんを応援したいと思います」ということでした。事業ができているのは支えてくれている地域の皆さんのお陰なので、地域社会に恩返しをしたいと思っての行動です。伸びている会社は社会貢献、地域貢献をしていることが多いように感じていますが、今回も同じ思いを聞かせてもらい嬉しくなりました。
全てではありませんが社会は善意で回っていることも事実です。この方からは「できる限り多くの子ども達、施設の応援をしていきたいと思っています」ということなので、この取り組みを続けていけるよう応援したいと考えています。
今日もペットに関する話がありました。
私の家の周囲に最近は特に捨て猫が増えています。3匹を保護して避妊と去勢手術をするよう和歌山市の動物愛護センターに申請しているところです。現場調査に来てくれて承認されそうなので有り難く思っていますが、現場調査の後、また捨て猫を発見しました。近隣の迷惑になることと、捨て猫の命を護るために保護しましたが、また避妊の手術費用が必要となります。
放置しておくと不幸な猫が増えるので保護しましたが、保護期間に飼育するためのゲージや餌代が必要となります。更に、地域猫の申請をした時に「今回はもう予算がない」と言われたので、善意の行為なのに、嫌味なことをこの次も言われると思うと保護したくなくなります。市民の善意を疑うような言葉や悪い意味の役所仕事の常套句である「予算がない」の台詞は、このような場合には言わないで欲しいと思います。保護する気持ちが萎えてしまうからです。保護しないで放置しておけば、また子猫が増えてしまいますから収集がつかなくなるのは見えています。
不幸な猫を無くすことや殺処分ゼロを目指しているのであれば、市民の思いと行動を受け止めて欲しいと思います。
という話をいただきました。
地域猫の取り組みをしている方の避妊や去勢の手術費用の申請を疑うことや、「予算がないから本年度は無理です」などの台詞で婉曲に受け付けたくないような素振りは止めて欲しいと思います。
不幸な猫をなくすプロジェクトの政策として進めているものなので、協力を得られるようなしくみと手続きであってくれることを望みます。この事例は当局と共有することにしますが、善意の方の気持ちを不快なものにすることは止めて欲しいと思います。連日、捨て猫に関する問い合わせがあることは、行政の対応の問題もあると感じています。
- 行政書士を始めとする事業者の皆さんと懇談の機会をいただきました。新型コロナウイルス感染症対策に関する意見交換を行い、課題に対応することを話し合いました。