活動報告・レポート
2020年9月9日(水)
県議会開会
県議会開会
県議会

令和2年9月県議会定例会が開会になり、初日は知事から提出議案の説明がありました。

知事からは未来への投資として、小型ロケット射場建設や統合型リゾートの実現、ICT企業の誘致など本県の発展を加速化する取り組みを進めていること。コロナ後の新しい世界を見据え、時流を的確にとらえた政策に果敢に取り組むことで和歌山県再生につなげることの説明がありました。

そして新型コロナウイルスに関しては、次のような説明がありました。

感染拡大防止対策は、保健医療行政の努力と県民の皆様の行動や営業の抑制力との足し算と考えており、行動や営業の抑制に頼ると、生活や営業に打撃を与えますから、できるところまでは保健医療行政の取り組みにより感染爆発を抑え込んでいきたいと考えています。

また地域経済への対応として、包括的な支援策と国の施策の活用により、事業者の事業継続を強力に支援しています。この議会ではこの状況下を耐え抜いて、地域経済を維持するために必要な対策についての補正予算を提案しています。以上の考え方を示してくれました。

補正予算案で、事業継続に関するものは次の通りです。

1.事業継続支援金の補正予算案は27億4780万円です。
対象となるのは売り上げが50パーセント以上減少した事業者ですが、当初の見込みが18,000者だったものを個人事業主の定義を拡大し30,000者に拡大することに伴う補正予算です。

2.県内事業者事業継続推進の補正予算案は7億8000万円です。
事業継続と危機的状況を打破するため、安心と安全を確保するために、新たに取り組む事業の補助対象者を1,500者から3,000者まで増加を見込んでの補正予算です。令和2年8月31日に申し込みを締め切っていますが、条件に適合する全ての申込者を支援するために増額しています。

3.わかやまリフレッシュプラン販売促進との補正予算案は5億4000万円です。
当初は一日の販売枚数を約1,500枚と想定していましたが、補正予算では一日、約4,000枚の想定に変更し、令和2年9月30日までの申し込み者に対応できるだけの予算を確保することにしています。

以上、議案第114号として40億6700万円の補正予算を組んでいます。この補正予算案は早期に審議を行うこととしています。

また議案第115号として368億8100万円の補正予算案の提案があります。これは新型コロナウイルス感染拡大に備えた病床の確保に要する経費、中小企業に対する制度融資枠の拡大により資金繰りを支援する経費、一時的に生計の維持が困難になった世帯への緊急小口新規貸し付け原資の増額の計上などの総額です。

和歌山県で実現したいプロジェクト

一昨日、新産業集積の取り組みに関する協議を行いましたが、早速、メンバー間で情報を共有し推進していく態勢を整え始めました。また昨日の感想を聞かせてもらいましたが、困難があったとしても、これからの推進力になるものなので記載しておきたいと考えました。

「こんな充実した2時間という時間をかけて議論できたことは有り難いことです。本気度が伝わったと思います」

「将来、構想が実現するための『最初の話し合いが今日だった』と思う日が、必ず来ると確信しています」

「この構想を実現させたいと思いますし、これから10年が経過した後の和歌山県の姿を見届けたいと思います。そして私達がスタートさせた構想が現実になったことを見届けたいと思います。そんな楽しい夢ができました」

「考え方を理解し合えるメンバーで構想の議論ができたことは、実現に向かうための必要な条件だったと思います。和歌山県で何としても実現させたいと思います」

「この企画は凄いと、誰に対しても誇れる内容だと思います。そしてスタートの時に関われたことは私の誇りです。こんな凄い場にいられたことを誇りに思います」

「私の故郷、和歌山県で何としても実現させたい構想です。これまでの経験と築いてきた人脈を活用してやり遂げたいと思います」

以上、出席した人の決意とも取れる意見を聞かせてもらいました。早速、たくさんの情報を共有しながら次に向かっています。

和歌山県の新産業の主な取り組みは、白浜町でのICTオフィスの設置と事業所の誘致、南紀白浜空港の国際線化、串本町の民間ロケット射場建設、そして和歌山市での統合型リゾートですが、それ以降の期待が持てる新産業の集積を図ることを目指したいと考えています。