活動報告・レポート
2020年9月4日(金)
中小企業の経営
中小企業の経営

中小企業の経営者の方が訪ねてくれました。昨今の環境から、経営の厳しさはいうまでもありません。

「お客さんが街に出て来てくれないので、経営環境は厳しくて大変ですよ。どこの会社もしんどいと思います。品質とサービスがお客さんに求められるものですから、それを徹底することを心掛けています。『業種によってサービスとは何か』は分かっています。例えばタクシー業界であれば、予約の電話をいただいた時、『どれだけ早く配車できるか。お迎えに行くことができるか』がサービスレベルです。差を生み出すことがサービスの高さだと言えます」と話してくれました。

そして「特に地方都市の企業はお客さんが減少しているので厳しいと思います。何とか持ちこたえているのは金融の果たしている役割が大きいのです。現在は、経営への意欲を感じられたら支援してくれています。怖いのは新型コロナウイルス感染症が治まった後です。資金融通してもらって、更に返済を据え置いてもらっていますが、時期が来て返済が始まると行き詰る会社が多く出てくると思います。表面的には問題がないように思いますが、返済が始まると倒れる会社が出てくると思います」という話を聞かせてくれました。

また県外から来てくれた経営者が「資金がなくなっている会社が多いですよ。自動車や時計などを売却しているところが増えています。資金繰りが厳しいので、これらの売却によって資金調達しているのです。今回の様に、車や時計を『買って欲しい』と依頼があるのは初めてのことです。収束した後の経済を心配しています。そのため私の会社では業態を変更しています。私が行っていた仕事を担当に振り分けています。企業としての土台ができているので、やり方を教えたらできるからです。

現在、仕事を減らすことで時間に余裕を持たせているので、非接触型の新規事業に着手しています。また、いち早く成果を上げるために、有望な会社と組むことや、特殊な技術や企画のある会社への資金援助も行っています。ただ問題なのは、これまでのようにコミュニケーションを基にした関係によって得ている仕事をどうするかです。日本社会はコミュニケーションによる人間関係を築くことを大切にしてきましたから、この機会を無くすことで従来の仕事のあり方も見直す必要性を感じています。会って進めていた仕事を、会わずに進めるようにするのは難しいことだと感じています。

人は会話や表情、場の空気などによって人とのつながりを感じ取ります。しかし会わなければそれらを感じ取ることができないのです」と話してくれました。

応援の言葉

応援のため集まってくれた皆さんと意見交換を行いました。皆さんからの激励の言葉から元気をいただきました。言葉の力を感じることができました。励ましの言葉は力を与えてくれますし、これまでの経緯を話してくれることは信頼が存在していることを感じます。言葉によって心に変化が起きますから、言葉はとても大事だと思います。

「これまでも庭にツツジを植えてくれたり、式典や夏祭りに来てくれたりしてくれました。屋根に太陽光を取り付けてくれたりと、片桐さんは支援してくれています」と話してくれた方や「友人が集まっている時に来てくれることが多く、楽しい話題を提供してくれるので、みんな喜んでいます。私達は片桐さんのファンですから」と伝えてくれた方もいます。

約1時間の集まりでしたが、皆さんからの言葉にこれまで、そして今も支えられていることを実感しました。貴重な時間、ありがとうございます。

懇親会

友人達との懇親会を行いました。先日、暑い中にも関わらず、大変お世話になったことから「ぜひ、一緒に懇親会をやりましょう。みんな楽しみにしています」という話になり、本日、開催したものです。仕事で頑張っているエピソードや失敗談など聞かせてもらい、これらの経験はこれからにつながることを伝えました。これからも一緒に活動できることを楽しみにしています。