活動報告・レポート
2020年8月28日(金)
高校再編
高校再編

公立高校のあり方について話し合いました。和歌山県の15年後の子どもの減少を考えると、29校ある公立高校の再編の必要があるという「きのくに教育育審議会」からの答申があります。

現在から5年後、10年後、そして15年後までを見通して、再編を考えることが求められています。高校再編は地域性、卒業生からの意見などを含めて多くの課題がありますが、人口減少問題を考えるうえで避けられないところです。

そこで和歌山市においては普通科高校を4校、工業、商業、総合学科の拠点校を各1校にする答申内容となっています。和歌山市以外の地域においては、各市に普通科高校が1校、工業、商業、農業が専門的に学べる学校を紀北と紀南に1校ずつ配置し、現在29校ある建立の全日制高校を概ね20校にすることが大きな答申内容です。

そこで和歌山県教育委員会として急卒に「再編整備実施プログラム」を作成することにしています。それ以降、議論を交わすことになりますから、現場を訪れて話し合いをしながらあり方を考えるなどの活動を行っています。

教育問題

今日も教育問題について話し合いました。普通科高校のあり方を議論しているところですが、専門性の高い高校や科目は必要だと考えています。学びながらの資格取得や外国語教育、プログラミング教育などは、高校生にとって必要な科目になります。和歌山県や社会、そして企業が求める人材を育成することが教育の使命の一つですから、それに見合うように形を変えていくことが求められています。子ども達が社会で使命感をもって働けるように、豊かな生活を過ごせるように、そしてわが国と故郷を支える人材になるための高校教育であるべきです。大人の使命として子ども達の将来を考えた科目履修、高校のあり方を考えているところです。

今後とも、生徒を含めた皆さんの意見を聞きながら、教育現場を訪れながら、教育関係者の意見を聞きながら考えていきます。

マイクロツーリズム

「わかやまリフレッシュプラン」を活用した県内旅行や食事の機会が増えているので、和歌山市内でも、白浜町や那智勝浦町、串本町にも人が訪れていることを「有り難いことです」という意見を聞かせてもらっています。人が動くと経済が動きますから、新型コロナウイルス感染症の状況をみながら県内経済が動いているようです。

この機会に、もっと和歌山県、和歌山市を訪れてもらいたいと思って打ち合わせ会議を行いました。小さな範囲で人が動くことを目指した「マイクロツーリズムを振興できないだろうか」などの企画を考えました。飲食店、交通機関など、協力してくれる人や事業者の方を交えて話を詰めていきたいと考えています。

政策懇談会

政策懇談会に出席しました。僕からは「今後、子どもの減少が予測される中での公立高校の再編問題について」の状況を説明しました。

現在を起点して生徒減少が確実視されている中。15年後には現在の29校を20校に再編することが「きのくに教育審議会」から県教育委員会に対して提案されています。これを受けて「再編整備実施プグラム」の策定に着手することにしています。これは県教育委員会として、具体的にどの高校を再編するのか。それは統合なのかどんな形になるかなど、少子化が進む中において生徒と地域にとって好ましい形を検討することになります。このプログラムを策定した後は皆さんからの意見を聞き、修正を加えながら制定していくことになるので、情報共有と意見交換を行いながら私達の意見を加えたいと考えています。

公立高校は地域のシンボル的存在ですから、再編成は簡単な問題ではないと考えています。しかし子どもの数が更に減少していく中、これからの公立高校のあり方を考える機会となるので、より良い形を考えていきます。

今回の説明は、公立高校再編の問題だけを取り上げました。