活動報告・レポート
2020年8月22日(土)
保存パック
嬉しい報告を聞いて

いつもお世話になっている方から「報告があります」と聞いていたので、今日にお会いする時間を調整していました。会ったところ「一番に片桐さんに伝えたいと思って、今日の時間設定をしてもらったのです」と嬉しい報告をいただきました。内容は記すことはしませんが、嬉しい出来事を伝えてくれることは本人と同じように嬉しいものであり、その取り組みを応援したくなります。これまで難しい案件や依頼を引き受けてきた方なので、今回のことは天からのプレゼントだと思います。丁度、話をしていた時に、雷が鳴り大雨が降ってきました。突然の天候の変化に、その場を動くことができないほどでしたが、「これも天からの恵みです。新型コロナウイルスを鎮めてくれていると思います」と、この天候を前向きに捉えていました。

天候に善悪はありませんから「悪天候というよりも恵まれた天候」と思う方が心にとって良いことになります。「片桐さんにはいつも激励をいただき教えてもらっています」と話してくれましたが、困っている時に相談させてもらえていることや、助けてもらっているのは僕の方ですから、経験から学んでいるのは僕の方だと思っています。今日の嬉しい報告を機に、さらに絆が強くなっていくことを望んでいます。嬉しい報告をいただいたことに感謝しています。ありがとうございます。

アイデアの実現

起業した方から「一つのアイデアを実現させるためには、瞬時に30のアイデアを出せないと駄目です。それを基に組み合わせをすることによってアイデアが増えていくので、よい企画ができます」ということです。数々の表彰を受けた経験のある料理師からも「ひとつの食材があれば、それを基に30の料理が浮かぶぐらいでないと料理師とは言えません。発想がなければ料理師は務まりません」という話を聞いています。

つまり物事を成している人は「一つのことから30のプランを発想できる」ように思います。

仕事の場合、一つの課題があれば解決するための30のプランの発想が求められることであり、料理の場合は、一つの食材から30種類の料理のアイデアを思い浮かべる必要があるということです。1/1のアイデアより1/30のアイデアの方が良いに決まっています。1/1のレシピより1/30のレシピから料理を選ぶ方が、他にない料理を作ることができると思います。量質転化の言葉があるように、量を質に転化することができます。質の良いものを作り上げようとすれば、品質を高めるための量が必要なのです。

仕事でアイデアを実現させる機会に恵まれることは多くはありませんが、そんなチャンスが訪れた時に備えて、一つのことから30の発想を生み出せるような訓練を日常の中でしておきたいと思います。日常の中で訓練ができていないことを、いざという場合に実現できることはないからです。

保存パック

知らないことはインターネットで検索できますから、随分と便利な時代になっていることを感じています。しかも知りたいことに関して、検索すれば複数の解説を見ることができますから、より知識の精度は高まります。知りたいことを検索すれば複数の解説を読むことができるので、正論、少数派の意見、反対の論点、専門家の意見などを読めるので、検索することは読書よりも知識は深まる場合が多いと思います。

しかしそれで終えてはいけません。取りたいことの知識を得たら、次はその現場に行くことが欠かせません。現場を知らないで、見ることなくしてそのことを論じることはできません。基礎知識と得て、現場を見て、初めて人に話をすることかできるのです。

そして現場を見た後は、自分の言葉で文章にすることがお勧めです。文章に残すことが知識の定着であり、感じたことを保存パックに詰め込むことができるからです。

例えば神社を訪れて「凄い」と感じることがあります。訪れた土地の風景を見て「凄い」と感じることがあります。発した言葉、感じたことはどちらも「凄い」ですが、それだけでは後日、何が「凄かったのか」分からなくなります。

神社を訪ねて「凄い」と思ったことは、その理由など感じたことを書いておくことです。訪れた土地の風景を「凄い」と思ったのであれば、どこが「凄い」と感じたのかを書き記しておくことが必要です。そうすることで「凄い」の違いを人に説明することができます。その時、「凄い」と思っただけで文章として残さないなら、後日「何が凄いと感じたのか」思い出せなくなるのです。だから文章に残して「凄い」の中身を保存しておく必要があるのです。

文章として記録しておけば、一か月後も、一年後でも読み返すことができるので、その時「凄い」と思った心の状態を蘇らせることができます。その神社を訪れて「凄い」と思ったことを、一年後でも人に説明することができるのです。

「知識を広げる、現場を訪れる、感じたことを文章にする」。それがその時、感じたことを保存パックとして残すための方法です。