活動報告・レポート
2020年8月13日(木)
久しぶりの連絡
久しぶりの連絡

数年ぶりに久しぶりの連絡をいただきました。「元気にやっていますか」と連絡が入り、「僕は元気です」と答えたところから懇談会が始まりました。この方は数年前に会社経営から身を引いていたので、会う機会がなくなっていました。この方はその当時、いくつかの困難な出来事があり、周囲の人が去って行ったことを覚えています。僕もその当時、最後に話をしたのですが、あれから何年が経過しているのか覚えていない程です。そして表舞台から消えていたのですが、次の事業を立ち上げて実績を積んでいたのです。

僕に連絡があったのは「あの時、人の言葉に乗せられたことがあり、騙されたこともあったけれど、片桐さんは私の立場を分かってくれていました」ということからでした。だから「事業が順調になってきたので、今なら会えると思ったので話を聞いてもらいたいと思って連絡しました」ということでした。

誰にでも浮き沈みがありますが、沈んだ時に話をしてくれる人が後々まで残る人です。会社を失った時に去った人、騙して去った人などがいましたが、人知れずに再起を図っていたのです。「つきあう人は限定して、きちんとした人とだけつきあいたい。それは仕事でも個人としてもです」という言葉から、今は厳しい時を抜け出したことが分かります。

再起を図った人が再び登場するドラマを近くで見られることは嬉しいことです。第二章がどんなドラマ展開をしていくのか楽しみですし、前列で見ることは生き方の勉強になると思います。

支援策の過程

新型コロナウイルス感染症の影響でお客さんが減少したことや、売り上げが減少するなどお困りの事業者の皆さんを支援する対策に関して、令和2年4月末の取り組みの経緯を紹介したところ「皆さんの見えない行動があって支援策が生み出されたのですね。報道など結果系では分からない動きがあることが分かりました。もっと皆さんに知ってもらいたいと思いますので、今回のようなことがあれば教えて下さい」という意見をいただきました。

新型コロナウイルス感染症に係る和歌山県の支援策の説明をした時の意見です。一般的に、政策は突然、出てくるものではなく、課題を検証した結果、必要な取り組みを複数検討し、適切なものに絞り込んでいきます。そこから予算化して議会で議論を交わした末に施行させることになります。

ただ今回の対策に関しては、国からの交付金などを活用し和歌山県独自の支援策もつくりました。緊急を要したものなので、4月と5月の二度の補正予算案を審議するための臨時議会を開催し、また6月定例会でも補正予算案の審議を行い、困っている事業者への支援策をつくりあげてきました。その中に、皆さんからの意見や要望をお聞きして、支援策の中に組み入れるよう努めてきました。全てが取りこめているものではないと思いますが、基本は困っている団体、事業者の皆さんからの意見を基にしたものです。

ただその意思決定の過程は公には分からないので、突然であり、意見が反映されていないのではという不安もあると思います。政策を検討した過程を説明することによって、今回のように理解してもらえるよう努めたいと思います。

初盆

今年亡くなった叔父さんの初盆に行ってきました。今更ですが、月日の経過は早いものだと感じます。告別式で会って以来、ご子息さんと話をすることができました。父親のいない夏の寂しさを感じている様子があり、部屋の中にいると僕も寂しくなってきました。生前中は何度も訪れた部屋ですが、主がいなくなった部屋はいつもの声が聞こえてこないこともあり、あの頃と空気が違います。ご子息さんは既に母親も他界しているので、両親のいない夏を迎えています。

母親は僕の父親の一番年下の妹で、小さい頃はとても可愛がってくれて、よく食べに連れて行ってもらいました。よく行ったお店も今はなく、加速的に昭和の時代の香りも消えて行っていくように感じています。