活動報告・レポート
2020年8月12日(水)
空海
空海

ずっと応援してくれているYさん宅を訪ねました。「よく来てくれました」と応接に案内をいただき約1時間、会話を楽しみました。

和歌山県を代表する観光地である高野山と熊野古道の話を交わしました。Yさんは高野山が大好きで出掛けているそうです。そのため空海は「わが国の誇るスターです」と表現してくれました。話の中で、空海の名前の由来を話してくれました。空海が室戸岬の御厨人窟で修行をしていた時のことです。修行中の空海が洞窟の中で見たものは空と海だけであったことから、その時から空海と名乗ったと伝わっているようです。

そして奥の院に戦国武将の墓が多いことの謎についても話してくれました。戦国時代の武将にとって明日の命もどうなるか分からない時代でした。どの時代よりも生きることに執着があり、生きることを望んだと思われます。戦いの日々が続き命と向き合うこと。戦いの中で地域を平定していった武将は、その平定した世の中がずっと続くことを願っていたと思います。自分の命が亡くなった後の時代を見守りたいという願いを持っていたと思います、だからこの世に蘇ることを願って供養塔の意味で、平穏の地である奥の院に墓所を設けたと言われています。

この世を去った後にもう一度、この世に生まれたい。そんな武将たちの願いが奥の院に眠っているのかもしれません。秦の始皇帝が願った不老不死を、ここに眠る武将も願っていたかもしれないと思うと無常さを感じます。

そんな思いが眠っているからでしょうか、Yさんは「私は何度も高野山を訪れています。何度でも行きたいと思う場所が高野山であり、繰り返して行きたいと思う高野山は優れた観光地だと思います」と話してくれました。

和歌山県には日本の宝である高野山があることが誇りであると思います。そして行幸の道、巡礼の道でもあった熊野古道もあります。優れた精神性に富んだ二つの場所が和歌山県にあることを誇りたいと思います。

この他に串本町のロケット射場建設と経済効果、わが県が迎えている少子化の問題、将来、直面すると思われるエネルギー確保の問題などの話を交わしました。

教育問題

教育問題について懇談しました。過日、和歌山県教育委員会教育長から、和歌山県の公立高校の見直しを行うことの発表がありました。少子化に伴う高校のあり方を見直しすること、つまり学校数を減少させるということです。それぞれの地域にとって地元の高校には愛着があり、また地域と共に伝統を刻んできたものですから、削減対象となる高校の地元では、論議を呼ぶことになると思います。

和歌山県内の生徒が減少していくと予想されている中、それに見合った高校数とクラス数を検討することは教育委員会として必要なことなので、検討過程を見守りたいと考えています。そんな環境下、地域における高校の存在と意義、生徒と地域にとって必要なものは形を変えて継続させることについて話し合ったものです。地域で慣れ親しんだ公立高校は地元愛に包まれている存在です。ただ地元で働きたい、地元で暮らしたいと思う生徒もいますし、企業にとっては地元雇用を図りたいと考えていることもあり、地元に高校のある意義と教育そのものの価値は増すばかりだと思います。地元の意見、教育に携わる人の意見を聞きながら、高校再編の論議を進めて欲しいと思います。勿論、生徒が望む学科、教科、資格取得などを教育できる学校であることが大事なことです。生徒が進学したいと思える高校への発展的変革と設置などを願っています。

友人の父親の表彰

高校の同級生を訪ねました。教育者であった父親が表彰されたことから、お祝いに訪れたものです。僕たちが高校生の時、彼の父親は現役の教師で、和歌山市内の小学校の校長先生をしていました。彼の家に行くと迎えてくれて「頑張っているか」など声をかけてくれた方です。自宅でいる時は校長先生には見えませんでしたが、その瞳と言葉から「優しくて強い」先生であることを感じていました。その長年の教育功労が認められて、この度、国から表彰を受けられました。とても嬉しいことであり、その表彰状が早く自宅に届いて欲しいと願っています。今回の受賞を心からお祝いしています。おめでとうございます。