活動報告・レポート
2020年8月11日(火)
ライブハウス
歴史談話

作家の先生の歴史の話を聞かせてもらいました。歴史の真実は一つですが、残された資料から推測する部分があるので事実は何種類か語られます。ですから誤って伝えられている歴史もありますし、意図的に誤ったことを事実として残されている場合もあるようです。それを見破って歴史の真実を確かめることで真の歴史が分かって来るようです。記述すると短くなりますが、現実の作業は恐ろしく難しいものです。

そんな歴史に隠された真実はどんなものがあるのかについて話を聞かせてもらいました。日本の歴史の勉強になります。

ライブハウス
懇談

アロチ活性化委員会と和歌山県との間で、ライブハウスの安全性確保、お客さんへの安全対策などについて懇談の機会を持ちました。和歌山市内でもライブハウスが営業を再開し始めていますが、まだそれ以前のようにお客さんが戻っていない状況です。そこで安心して来てもらえるための安全対策を行っていますが、なかなか認識されていない状況があります。

空気清浄機の設置、アルコール消毒、換気、マスク着用での入場、客席の減少と隣の席との距離の確保、検温など、可能な限りの対策を実施して営業を行っているところです。そんな現状を和歌山県に知ってもらって、その活動を正しく認識してもらうことを目的としました。和歌山市内の多くのライブハウスは、令和2年4月から6月頃まで休業をしていますし、今もお客さんの客席を半分にするなどの対応をしています。お客さんとミュージシャンの安全を最大に考えて営業しているわけです。

お客さんに音楽を楽しんでもらいたい、地元のミュージシャンに活動の場を提供したい。ここから全国に羽ばたいて欲しいという願いを込めて再開させています。ただ現状として、全国的には、新型コロナウイルスが発生したことがあったり、クラスターが発生したことなどから、ライブハウスの印象が低下しているのです。

しかし安全対策を行っていることや、お客さんの安全確保を講じているお店に対しても風評があるようなので、一括りにライブハウスの安全対策が出来ていないと思うことは、明らかに間違いです。どんなことでも一括りにして評価することや、平均値をもって全体像を推し量ることは真実を見誤ることになります。

ライブハウスといっても、規模が違いますし、収容人数も異なります。演奏者が違うとファン層も違いますから熱量も違っています。客席の配置やスタッフの予防策などに違いがあり、一括りにライブハウスの安全評価はできないと思います。

そこで管理監督者には、お店の現状を見てもらって、どんな安全対策を取っているのか。経営者の考え方はどうなのかなど聞き取って欲しいと思います。全国的な印象として「ライブハウス=危険」というものを感じますが、本当に一括りにできないのです。「和歌山県民性」といってその行動特性を一括りに評価できないのと同じだと思います。

安全性を示すものは数字ではなく、個別のお店の安全対策の評価であるべきです。そんな思いを聞いてもらう機会を持つことができ、現状のお店の状況、安全対策、そして今後の取り組みについての意見交換を行いました。

今日を機会に和歌山県とライブハウスとの間に窓口ができたので、和歌山県のライブハウスとして取り組んでいる安全対策を知ってもらい、今後とも安全な営業を行っていくための後方支援を依頼しました。

ライブハウスは地元の人にとっても、観光客にとっても、音楽を楽しむ、そして街を楽しむために必要な場所です。特に地方都市にはエンターテイメントが少ないので、音楽を楽しめる場所は不可欠な存在です。そして音楽を通じて和歌山市を活性化することを目指している者にとって、この場所に人が戻って来て欲しいと切に願っています。