活動報告・レポート
2020年8月8日(土)
故郷の偉人の功績を生かす
故郷の偉人の功績を生かす
チラシの発送作業

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」による学習会案内作業を行いました。この案内は令和2年10月25日の「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ『生きる』−偉人に学び、生命を強くする−」学習会の案内チラシの発送作業です。和歌山市内の公立小学校の4年生から6年生までの生徒に届けるため、実行委員会による作業を実施しました。

作業をしながら感じたことがあります。「チラシ一枚の価値は重い」ということです。一枚のチラシを受け取る立場では、関心がなければ「何も思わない」ことがありますが、作業をする立場からすると、この一枚が重いのです。つまり「皆さんに確実に届いて欲しい」と思うことです。そして配られたチラシを読んで参加してくれることが嬉しいことですが、参加できなくても「故郷に素晴らしい偉人がいたんだ」と思って、その名前を憶えておいて欲しいと心から思うからです。

チラシ

数時間かけて作業をする立場の者にとって「この作業の結果が実って欲しい」と思うばかりです。これまで毎年、この学習会を開催してきました。今回も同じように開催しますが、開催を続けているのは「小学生の皆さんに故郷の偉人の生き様を知って欲しい。そして故郷の将来をそれぞれの立場で担って欲しい」という思いがあるからです。

チラシの案内にも掲載していますが、故郷の偉人陸奥宗光外務大臣と共に、坂本龍馬、勝海舟、伊藤博文なども登場するので、幕末から明治時代にかけてのワクワクする偉人の活躍を一緒に学ぼうとするものです。ワクワクして学ぶことが子ども達の興味を抱くことになり、その後は自分で学習するようになります。偉人が活躍した物語を読むことは「何歳になってもワクワクして楽しい」ものだと思います。

特に今回は「偉人の生き様から、生きることを学び、困難に立ち向かう勇気と挫けないように心を強くすることを伝えたいと企画しています。新型コロナウイルス感染症の影響で小学校の授業の遅れを取り戻そうとしているところであり、現時点では第二波がどのように小学校に影響するか予測できませんが、実行委員会として「実施できる可能性がある限り準備を整えて実行したい」との思いから、この学習会開催を決めて作業を行っているものです。

夏休み明けには和歌山市立の小学校の生徒の皆さんに、クラスを通じてチラシの案内が届けられます。是非、多くの生徒に参加して欲しいと思いますし、一緒に学習できることを楽しみにしています。

ところで同実行委員会では、陸奥宗光伯の功績を学習会や講演会など場を通じて伝えてきました。そこでその時代に活躍した故郷の偉人はたくさんいるけれど、功績や生き様を知られていない人物がいることも分かってきました。今後はあまり知られていないけれども素晴らしい功績を築き、その生き方を伝えたいと思う故郷の偉人を紹介していきたいと話し合っています。今年の学習会で取り上げる、江戸時代の小山肆成氏や昭和時代の小野田寛郎氏と上野精一氏も私達が感じている故郷の偉人です。しかしその功績は広く知られていないように感じますから、次の世代に伝えたいと考えています。誰かが伝えなければ、語り継がれることはないからです。その時代の困難を乗り越えて生き様を見せてくれた偉人の生き方を学ぶことが偉人への恩返しだと思いますし、実行委員会として後世にまで語り継ぎたいと考えています。

そんな話を交わしながら、そして次年度の活動計画案を考えながらチラシ発想の作業を行ったので、楽しい時間となりました。新型コロナウイルス感染症の影響を勘案しながら、夏から秋にかけて学習会と講演会を開催することを楽しみにしています。