活動報告・レポート
2020年7月15日(水)
故郷の偉人
故郷の偉人

和歌山県出身で元JAXA役員の上野精一さんのことを話し合いました。JAXAで宇宙開発の仕事に従事し、和歌山県では学生のための宇宙教育に尽力をいただき、民間ロケット射場誘致の土台を築いてくれた方です。長く和歌山県の宇宙教育を根付かせるために講演会、教育のあり方など議論して推し進めてくれました。本来であれば、JAXAを退職した後に故郷のロケットビジネスに関わってくれる予定でしたが、思いは叶えられませんでした。しかしその志は今も生きていますし、上野さんの功績を紹介するための取り組みも計画しているところです。

今日、そんな故郷で上野さんを知る人が集まり、話を交わしました。今秋、上野精一さんの功績や生き様を紹介するための講演会を、和歌山県串本町と那智勝浦町で計画しています。ロケット射場建設場所に近い市町で開催することを計画しているので、故郷の皆さんに知って欲しいと思っています。そして、この講演会を通じて、歴史上の偉人と共に現代の偉人として上野精一さんの功績を語りたいと思います。

これまでも故郷の偉人を語り継いでいなかったためにその功績が知られていない、または忘れ去られている偉人がいます。江戸時代にわが国で初めて天然痘ワクチンの開発に成功した小山肆成氏や、明治時代に陸奥宗光伯と共に近代国家の礎を作るために活躍した山東直砥氏などは名前も知らない方が多いと認識しています。

語り継がなければその功績も、その生き様も次の世代に引き継いでいくことはできません。叡智を受け継がないことは余りにももったいないことですし、故郷、この国に命を賭けてくれた偉人が胸に抱いていた「誇り」を、私達は受け取らずに失うことになります。もし私達が故郷に誇りを持たなければ、この先、故郷が輝くことはありません。そんな気持ちで、先人の功績を称えたいと思います。

上野さんにご縁のある方を紹介していただき、称える場が広がったことを嬉しく思います。この後は、今日、ご縁をいただいた方に平成30年12月県議会での一般質問の内容を伝える予定です。

業態の一部転換

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者の方が、その対策として非接触型のメニューを考案し導入する話を聞かせてもらいました。新しい仕事のあり方に必要な設備を導入する必要があり、和歌山県の支援制度を活用して実現に向かわせることの話をしました。

お店とお客さん、人としての信頼関係を基にした非接触型のサービス提案をすることで、お客さんであり続けてくれますし、事業継続につながります。業態を一部転換することによって事業継続を図ることは社会が求めていることだと思います。

現在、そしてこれからの事業のあり方を聞かせていただき、和歌山県の制度活用を図りながら対応しているところです。

その他
  • 新型コロナウイルス感染症の発生状況について相談をいただいています。和歌山県でも陽性反応の人が出ているところなので、日常生活での衛生管理を徹底して欲しいと思います。
  • 地域開発など最近の動向について打ち合わせを行いました。感染症予防をしながら経済活動も再開させていますが、初期段階ではなかなか共生は難しいようにも思います。そこで人の活動と今後の事業展開を、少しだけ分離して考えられないかなど協議しました。地域のあり方については試行錯誤の繰り返しです。
  • 中学校PTA役員の皆さんから高校入試に関する要望を聞かせてもらいました。自分の高校入試のことを思うと、生徒も親も心配事は尽きないと思います。現在は厳しい環境下にありますから、受験生のために最善の環境を整えることが責務だと思います。