活動報告・レポート
2020年7月14日(火)
道の駅を考える
道の駅を考える

国土交通省から、道の駅やサービスエリアで、子育て応援のための取り組みが公表されています。これは平成30年9月28日にプレスリリースされたもので、ここでは次のような取り組み方針が示されています。

この考え方は次の通りです。

世界に先駆けて少子高齢社会を迎えた我が国において、子育て世代を応援する施策を推進していくことは非常に重要です。このため、高速道路のサービスエリアや「道の駅」における子育て応援の今後の取組方針をとりまとめました。今後、高速道路会社や地方自治体と連携しながら、子育て応援施設の整備を加速してまいります。

これが国土交通省の考え方です。

この取り組み方針として、全国の高速道路のサービスエリア269か所と、国が整備した道の駅220か所を対象としています。

そして整備目標は次の通りです。

  • 24時間利用可能なベビーコーナーの設置
  • 妊婦向け屋根付き優先駐車スペースの確保
  • おむつのばら売り
  • 施設情報の提供

以上の項目について、概ね3年以内に全ての箇所の整備を完了することと、今後、新たに整備する箇所については標準装備とすることが謳われています。

加えて更なる機能改善として、子供用トイレやキッズスペースなど、先進事例を共有しながら順次整備を進めることにしています。

和歌山県には道の駅を34か所設置(国が整備したもの以外も含む)しており、この後35か所になる予定ですが、これらの機能を持たせた道の駅になっていません。3年以内に子育て応援のための整備をするためには、今から整備計画を策定して順次実施していく必要があります。

県内外からお客さんをお迎えするにあたって、子育て応援をしている和歌山県でありたいと思いますから、県内の道の駅の整備を進めることに関して協議を行いました。

県と市町村が連携を図り、子育て応援の取り組みを進める必要があると思いますので、すべての道の駅に3年以内に、この機能を持たせることを目指して取り組みたいと考えています。

和歌山県としては、そこに防災拠点となり得る機能を持たせた取り組みにすれば、さらに先進的になりますし、目指すのであれば子育て機能と防災拠点になり得る機能を持たせた形で整備したいところです。

協議の中で異論はなく、整備を推し進めることを前提としてあり方を考えていくことにしています。

この整備計画は利益優先ではなく、鍵となるのはまごころであり、誰を助けたいのかを考えて計画を考えることです。誰を助けるのか思い描くことが、やり遂げる推進力になります。

和歌山県では、方便ではなくまごころをもって整備計画を検討したいと考えています。

その他
  • 防災訓練について協議を行いました。例えば授業中に巨大地震が発生した時、スポーツの練習中や試合の時、教師や指導者は子ども達を守るためどのような行動を取るべきなのか、など大人が心得ておくべきことを伝えるトレーニングが必要なことを話し合いました。これは訓練を受けていなければ、咄嗟の行動ができないのは当然のことなので、訓練施設の必要性も感じています。
  • 白浜町在住で、太刀ヶ谷神社のことを教えてくれた方に「太刀ヶ谷神社を人に話しています。今度、訪ねます」と話をしたところ「案内します」と即答してくれました。楽しみが増えました。