活動報告・レポート
2020年7月13日(月)
営業再開
営業再開

「明るく、元気に、前向きに」新型コロナウイルス感染症に立ち向かう飲食店の方と話して、感じたことです。

三か月間、お客さんが来てくれない。営業の自粛など、「もう再開できないかも」と思ったことがありました。できることは少ないのですが、リヤカーでお弁当の販売を行ったことや、電話でお弁当の予約をいただいて宅配していました。お陰様で7月から本格的に営業を再開することができました。ようやくお客さんが戻って来てくれたことを、本当に嬉しく思っています。この間、苦しかったのですが、気持ちを切り替えて乗り切ろうとしました。元気でいることを知ってもらうために、撮影した動画をお客さんや友人に送ることや、友人とのおしゃべりを動画で撮影してお客さんに送ったりしていました。お店を閉めていても、元気でいることを分かってもらおうとしていました。

お客さんからも動画が「おもしろい」「楽しい」「元気になれる」などの反応があり、何とか危機を乗り切ることができました。この危機を乗り越えられたからやっていけると思いますが、第二波は来て欲しくないですね。

と語ってくれました。

そして営業自粛期間中に撮影した動画を見せてもらいました。その動画を見ると元気をいただける内容でした。「リヤカーでお弁当の販売もやっているから、見かけたら来て下さい」だとか「こんなことで負けたらダメだからやってやる〜」など、明るく元気になれる内容のものでした。

自分を奮い立たせ、友人やお客さんには「元気だから心配しないで」というメッセージを届けていたと思います。

そして「アロチ活性化委員会」で取り組んでいる短冊を「願いを書いてください」と渡してくれました。一人の人は「みんなの願いが叶いますように」と書いてくれていましたが、困難を乗り越えた、今も乗り越えようとしている全ての人の願いが叶うことを祈っています。

そのために「明るく、元気に、前向きに」は乗り越えるための言葉になると思います。逞しく危機を克服しようとしている飲食店の方々から元気を受け取っています。そこに和歌山県の事業支援のための給付金が活用されています。県の給付金は小さな支援かもしれませんが、困難の時の「その少し」は困難に立ち向かうための支える力になっていたと思います。

直接、全ての人と会うことはできませんでしたが、和歌山県として事業者の皆さんへの支援制度が必要なことを強く要望し、制度化できたことで活用してくれている事業者の方々がいること。こうして話が出来ていることを嬉しく思います。和歌山県として制度化を行ったことで、少しでもお役に立てていることを感じられた時間となりました。

営業再開2

逆に「街にお客さんが歩いていない」という意見も聞かせてもらいました。「居酒屋には若い人が来ていますが二次会には人が来ないので閑散としている状態です。営業自粛要請が解かれて再開していますが、なかなかお客さんが戻っていないのが現状です。再開後、家賃や共益費はこれまでと同じなので、固定費はそのままで売り上げが減少する傾向が続いています。年末まで待たずに閉めてしまうお店が出てくると思います」という意見です。

他にも「通りを歩いている人が少ないこと」「駐車場が空いていること」など、お客さんが減少していることを示すような材料を話してくれました。

そのため「コロナと共存した社会など言っていますが、接客を伴う業態は共存できないように思います。業態の変更を考えなければならないと思うけれど、お客さんとの接し方の基本は会話なので、距離感、場の雰囲気などを考えると難しいところです」という意見もきかせてもらいました。

お店が回復に向かう傾向もあり、決してそうはなっていない一面もあるようです。どちらも事実ですから、それを踏まえて対応を考える必要があります。そのための会話、意見交換が大切だと考えています。

その他
  • 連合和歌山議員団会議に出席しました。令和2年度の活動方針を決定し、連携した取り組みをすることにしています。
  • 過疎地域の振興策について協議を行いました。高齢化と後継者不足の問題がある過疎地に産業を立地することについて話し合いました。
  • 企業誘致活動を行いました。企業誘致の問題は数十社、数百社訪問して一社実現するかどうかですが、働きかけをしないことには誘致はできません。そのため可能性のある企業に対して訪問を行っています。