活動報告・レポート
2020年6月29日(月)
議会報告会
議会報告会
ポスター

「片桐章浩を応援する会」主催の議会報告会を開催しました。新型コロナウイルス感染症予防の観点からしばらくお休みをしていましたが、人数を絞り1月27日以来の開催となりました。今回が第86回目の議会報告会となるものです。

今回は主に「わかやま記紀の旅」について解説を行い、その後質疑応答や意見要望の時間を取りました。

「わかやま記紀の旅」は日本書紀編纂1300年を記念して、和歌山県が発刊したパンフレットです。昨年から「来年は日本書紀編纂1300年の年」であることを訴えてきましたが、記念の年に和歌山県がこのような冊子を発刊してくれたことを嬉しく思います。

今回、解説をしていたところ、参加の皆さんから意見をいただきました。

一つは、ここに登場する名草神社についてです。ここは名草戸畔の祖先にあたる名草彦命と名草姫命が御祭神ですが、この神社に縁のある方が出席してくれていました。名草戸畔は神武天皇との戦いに敗れた地元の豪族ですから、記紀に関係している神社の一つとして訪れたい神社として掲載されています。

続いて「確か桃山町史に載っていたと思います」という話を聞かせてもらいました。

「当時、大和と紀州を結ぶ紀ノ川は当時の交通の要所であり、川を下って海に出る、または川を上って大和に入るという交通手段が取られていたと思います。紀の川の下流を抑えることは大和にとって大切なことで、そのため桃山町の女性を妻として迎えていたような記述があったと思います。かつて読んだので記憶は定かではありませんが、一度調べて下さい」という話を聞かせてもらいました。

桃山町史は読んだことがありませんが、そのような記述があり、場所の記述があれば、新たに付け加えることも検討できると思います。記憶なので確定できるものではありませんが、話を聞かせてもらったので調査したいと思います。

そして「太刀ケ谷神社」の話です。和歌山市から熊野に向かう途中で神武天皇一行が台風に遭遇したため、田辺湾に避難した時のことです。地元で迎え入れられた一行はここで休養とおもてなしを受けたことから、熊野に出立する時に、神武天皇はその太刀を海に投げ入れて海を沈めた、または地元の人に寄与したという話があります。その太刀をご神体として祀られていたのが「太刀ケ谷神社」です。地元で伝わっている言い伝えですが、この神社が実在していることから、何か根拠のある者だと思います。

「わかやま記紀の旅」には記載されていませんが、訪れたい神社の一つとして説明しました。

また日本最古の入れ歯が現存している神社の話なども聞かせてもらうなど、この冊子が発刊されたことによって、これに付随した話や知らなかった話を聞くことができました。「記紀」に関わる話が展開していくことでより興味深くなります。

また「記紀の旅」で訪れるべきところがあるのは宮崎県や奈良県など限定された県だけなので、和歌山県が「記紀の旅」の冊子を発刊できることは、日本誕生の舞台となった県として誇れるものだと思います。神武東征に関係のない県は記紀を語ることはできないので、この歴史を誇りたいと思います。

続いて質問や要望をいだきました。

  1. 県内の中学校でタブレットを配布しているのでしょうか。リモート授業に対応するよう、タブレットを持っていない生徒のために、学校で貸し出し用として揃えて欲しいと思います。秋には第二波が来ることも予想できるので、事前対応して欲しいと思います。
  2. 通学路で危険な道路があります。地元では誰でも「危険」だと分かっているのですが、改善がされていないので要望したいと思います。県道から旧道に分岐している道路があります。貴志川から来ると東山東小学校に向かう旧道があるのですが、本線である県道が渋滞するため、抜け道として旧道を利用する通勤の車が多いのです。平日の午前7時過ぎから8時30分ぐらいの間に100台ぐらいは走っていると思います。
    ただこの旧道は通学路であり、午前7時から同9時まで「通り抜け禁止」となっている道路でもあります。ですが渋滞を避けるため6kmも信号がないこの道路を走行する車が多く、通学の子どもの危険性を感じますし、地元の人も危険だと感じています。
    たまに警察も取り締まりに来てくれるのですが、通り抜ける車が後を絶ちません。事故が発生してからでは遅いので、取り締まりの強化や、通学時間帯の通行禁止の徹底をして欲しいと思います。地元として危険だと感じているので「通り抜け禁止」の大きな看板は二か所に設置していますし、「7時−9時」通行禁止の標識があります。交通安全対策を要望します。

以上、二点の要望を聞かせてもらいました。これらの意見に対応したいと思います。

議会の様子 議会の様子
その他
  • 経営者の方々と仕事のあり方などに関する懇談を行ったこと。相手の立場を考えることと責任感などが大切だということです。
  • 問題が発生したことに対応しました。こんな時は関係者が集まり冷静に対応することが大事です。後始末を押し付けることや怒りに任せた対応では、関係はそれきりになってしまいます。どう決着すれば良いのかを冷静に話し合うことが大事だと思います。揉めてしまうと後が無くなり問題解決につながりません。