活動報告・レポート
2020年6月23日(火)
経済警察委員会
経済警察委員会

県議会は常任委員会が開催され、僕は経済警察委員会に出席しました。商工労働関係では、新型コロナウイルス感染症対策に関わる支援の状況です。

  1. 事業継続支援金は7,790件を受理し、申請額は15億9814万7千円。
  2. 事業継続推進補助金は512件を受理し、申請額は3億9900万円。
  3. 県制度融資の申請申し込みは、新型コロナウイルス感染症枠は3,925件の申し込みがあり、申込金額は575億8800万円。観光関連緊急対策枠は31件の申し込みで、8億7500万円の申し込みです。
  4. 雇用調整助成金申請サポートは94件、申請手続きは準備中を含めて50件です。

支援金の申し込み状況などは以上です。商工労働関係の活動として、ウエブを利用した企業誘致、企業の採用活動の支援、観光や販売促進のプロモーション、串本町のロケット打ち上げのための準備などを進めていることの報告を受けました。

続いて補正予算案です。

  1. 「県民リフレッシュプラン販売促進」として3億5000万円。これは県民の皆さんが県内宿泊施設や観光施設の利用促進に要する費用です。
  2. 「事業継続支援金」は23億4483万8千円を増額しています。売り上げが50パーセント以上減少した事業者に対する支援金制度ですが、新たに令和2年1月から5月に創業した事業者も対象に加えるため補正予算を組んだものです。
  3. 「和歌山県家賃支援金」として28億5467万円の補正予算を計上しています。これは売り上げが50パーセント以上減少しているか、または連続する3カ月の売り上げが30パーセント以上減少した事業者で、国の家賃支援給付金を受給された方を支援するための予算です。

以上が、新型コロナウイルス感染症で売り上げが減少した事業者を支援するための補正予算案です。「和歌山県家賃支援金」は国の支援制度の枠組みが決定して以降となりますので、7月中旬以降になると見込んでいます。

次に公安に関する報告事項は次の通りです。

  1. 架空料金請求詐欺などの特殊詐欺被害の発生は、令和2年5月末現在で19件、6500万円の被害が発生しています。これは警察職員や市職員の名前を語り、職員を装って被害者宅を訪問するなどの手口です。被害者のうち17人が70歳以上となっているように高齢者を狙った詐欺事件となっています。
  2. 薬物事犯に関しては、令和2年5月末現在で、577人を検挙しています。薬物事犯は根絶することが目指すところです。安全な和歌山県を築くためにも根絶を図りたいところです。

僕も「和歌山県薬物乱用防止ボランティア講師研修会テキスト」を受け取りました。これまで「薬物乱用防止ダメ・ゼッタイライブ」を開催したことや「和歌山ダルク」と共に薬物利用禁止の講演会の開催、また「和歌山ダルク」の支援などを行っていますが、これを機会として、テキスト2冊を読んでこの問題をこれまで以上に深く掘り下げようと思います。

その他
  • 和歌山県の事業継続支援金について問い合わせがあり対応しました。支援対象にならないと判断された事例もあり状況を調べています。
  • 和歌山県融資制度に関して対応しています。事業再開に向けて運転資金が不足している事業者があるので、県の支援制度の活用を図り事業が進むようにしたいと思います。