活動報告・レポート
2020年6月22日(月)
行政サービス
県議会一般質問最終日

令和2年6月県議会一般質問は最終日を迎えました。本会議で議論を展開することで県政の課題への対応が見えてきます。今日も新型コロナウイルス感染症への対応の問題、統合型リゾートや農業従事者への支援などの議論が交わされました。県政を進めるうえで議会での議論は基本であり、最も大事なことです。

本会議一般質問を終えて、明日から個別に議案を審議する委員会が開催されます。

行政サービス

「若い人には心配りが感じられる仕事をしてもらいたい。まして行政はサービス業なので、相手をお客さんだと思って対応する必要があります。行政の言い分を押し付けるのではなくて、行政は民間の仕事を支えているので、円滑に進むよう支援しています」という気持ちを持って、対応する、規則を説明することが大事です。もし規則を四角四面に押し付けてくるようなら、民業を圧迫する恐れが発生します。民間の仕事が円滑に進むように、そのために監督的立場で公平な取り扱いをしているのが行政ですから、規則を説明したうえで現場の実情に応じて柔軟に対応することが行政の役割だと思います。「少しの拡大解釈も許さない」。そんな対応だと角が立ちますし反発を招きます。

行政は民間企業の仕事ができる環境を整えることによって、収益をあげてくれることで県や市町は税収があがります。民間の仕事を支えているのが行政であり、現場で規則をそのまま適用することで不具合が生じているのであれば、運用を図る、一部見直しを考えることがサービス業として大事なことです。

行政の仕事を遂行するにあたって一定の規則は必要ですが、社会の変化と共に、現場環境と共に、私達の価値観と共に規則で定めている内容の見直しを図ることこそ仕事です。「一度、決まったことを変えることは正義ではない」と思うことが社会の正義ではなく、実態に合わせて仕事がスムーズに進むように不具合を変えていくことが社会の正義だと思います。

行政の若い職員さんには、現場を体験し現場で話を交わすことで、これらのことを学んでいって欲しいと思います。本日、現場で経営者の方が若い職員さんに伝えたことによって、彼が行政サービスについて考える機会になれば嬉しいことです。

問題解決の方法

「対立関係にある問題が発生した場合、双方とも歩み寄る姿勢が必要です。そうしなければ問題の解決は図れないと思います」と話してくれました。お互いが歩み寄る気持ちがあれば解決に向かいますが、その気持ちがなければ対立したままで留まってしまいます。

そこで腹が立つことがあっても解決することが目的であれば、そこは抑える必要があります。腹を立てて解決するのであれば、腹を立てたままにしておけば良いのですが、腹を立てていても解決しないのであれば、お互いが歩み寄る気持ちを持つことが必要です。

問題は、その状態が続くことになっても良いかどうかです。その状態を解決したいのであれば、少しだけで良いので気持ちを変えることです。これは難しいことですから簡単ではありませんが、自分に問いかけて考えたいことです。硬直化した状態の問題を、間に入る人がどれだけ動いても解決することは容易ではありません。少し譲る気持ちが事態を動かせる鍵になります。

その他
  • ペットボトルキャップ収集やまちの清掃など社会奉仕に関して話し合いました。この事業所は賛同する従業員さん達が自主的に行動しています。社会奉仕を行うことで「地域の環境、地球環境にも問題意識を持つようになっている」そうです。共に社会奉仕できることを楽しみにしていることを話し合いました。
  • 交通事故や通勤時を中心に渋滞が発生している交差点の改良とそれに伴う信号機の取り扱いなどを継続して協議しています。交差点の改良は関係個所が多いため簡単な案件ではないので時間を要していますが、危険防止、渋滞防止のため継続して対応を検討します。
  • 南紀熊野体験博実行委員会メンバーと話をする機会がありました。当時、地域活性化のために地域イベントを創り出しましたが、今も「それらは地域で残って生きている」という話をしました。それらの地域資源は、県外の修学旅行生が訪れる体験学習になっているものがあります。
    今回、県内の中学校や高校の修学旅行先として、これらの県内地域を選定して生徒に体験して欲しいと思います。