活動報告・レポート
2020年6月13日(土)
モーニングセミナー前半
モーニングセミナー前半
セミナーの様子

倫理法人会紀央準支部に講師としてお招きをいただき「つながっている」をテーマとして話をいたしました。本来、今年3月に予定していたセミナーですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、このモーニングセミナーが中止となったため、今日、再開したものです。

前日、主催者から「セミナーを再開後の最初のセミナーなので最適な人選だと思っています。講話を期待しています」と声を掛けられていたこともあり、気持ちを込めて壇上に立たせてもらいました。勿論、皆さんに話をする時はいつも心を込めているのですが。

午前4時に起床して、5時に和歌山市を出発して御坊市内の会場に入りました。会場には既に役員の皆さんが入られていて、リハーサルの準備を行っているところでした。早朝からのこの活気は、「さすが、倫理法人会」と思わせる空気がありました。

セミナーの様子

ここで感じた準支部の特長は「人も会場の雰囲気も明るくて、みんな仲が良い」ということです。参加者は15人ぐらいと聞いていたのですが、開始前に20名を超える方が参加してくれたので席はいっぱいになっていました。これは気合を高めるのに十分な状況となりました。

今回「つながっている」をテーマにしたのは、過去と現在はつながっていること。人と人はつながっていることで、今起きている現実が生まれることを伝えたいと思って決めたものです。これまでの経験から思うことは「何か行動を起こしたことは、形はどうあれ、後につながるものである」ということです。直接つながるものではなくても、間接的につながっていることを感じさせることがありますし、直接、関係することであれば自分でも驚くことがあります。また大きな役割であればあるほど結果は直ぐに現れることは少なく、今回、事例として取り上げた行動が結果になるまでそれぞれ17年、7年の年月を必要としています。

セミナーの様子

今回も、これまで自分が経験したことの中から数事例と選定して、そこに込めた思いを皆さんに伝えることを目指しました。「保育園の廃園問題」「宇宙に命を賭けた男」などを事例として取り上げて、そこにあった物語を話すことにしました。

ただ御坊市での講師は初めてだったので、自己紹介も兼ねて中学校に入学した時の思い出と、高校入試の時の経験を話しました。高校入試の出来事は、ホームページには載せていますが、講演会で話したのは初めてのことです。話した詳しい内容はここでは割愛しますが、高校入試に失敗して挫折を味わった時に父が「映画を観に行こう」と誘ってくれたので単車の後ろに乗り映画館に行きました。何の映画を観るのかも知らなかったのですが、その映画は「がんばれベアーズ」でした。落ちこぼれの子ども達が集まったチームは弱くて試合で勝つことはできませんでした。負け犬チームだったのです。しかし女の子の好投手が加入してからチームは活気づき、参加したトーナメントで勝ち進みます。決勝戦はエリート集団のヤンキースです。ベアーズのことを馬鹿にしていましたが、戦っていると「かつてのベアーズでない」ことを感じた選手は本気で勝ちに行きます。

セミナーの様子

映画はハッピーエンドが基本ですから、本来であればベアーズが優勝して物語は終わるのですが、ここではベアーズは敗れるのです。僕は現実の厳しさを学ぶことができました。現実は楽しいこともあるけれど、困難という試練が与えられていることを学びます。父は映画を通じて現実は厳しいことが起きるけれど、それに負けてはいけないことを教えてくれたのです。

氣を入れ替えた時、奇跡のような出来事が起きます。向陽高校で定員割れが発生し追加募集が行われたのです。向陽高校が定員割れをすることはあり得ないことでしたが、その年、奇跡のような現実が起きたのです。ただ高校入試は1.02倍だとか1.05倍だとかの競争率になりますが、ここでは10倍近い倍率だったと思いますし、追加募集定員は一桁でした。中学生にとって狭き門に感じる数字でしたが、不思議なことに僕は「この学校に合格する」という根拠のない自信がありました。結果、合格して思いもよらない形で高校生活が始まったのです。

セミナーの様子

そして1年生の時に出会った友人達のお陰で人生が変わったと思います。それは「真面目一筋で勉強をするよりも、好きなことを話し合って目指すこと」が人生の選択だと思ったのです。

ギターに挑戦していたO君は、東京でコンサートを開催するなど今も音楽を楽しんでいます。

根拠なく「獣医師を目指す」と話していたS君はそのことを実現させます。当時にしては珍しくプログラマーを目指す道を選んだI君は、現在、プログラマーになっています。

目指していたことが現実になっていく。これは凄いことだと思います。僕たちは年月をかけて「思いを行動に移したら現実の姿になる」ことを実践しているのです。これが最大の氣づきであり、勉強を凌駕する学びだと思っています。

片広会

本日、交流のある皆さんが集まり「片広会」を発足させてくれました。今日の集まりで会長も決定して活動をスタートさせることになりました。準備に携わってくれた皆さんに感謝していますし、会の趣旨に賛同して参加してくれた皆さんにも深く感謝しています。そして発足式の会場を提供してくれた店主にも感謝するばかりです。皆さんの協力をいただいて一つの会を発足させることができたので、皆さんと共に発展できる会にしたいと考えています。

今回、会長、幹事、そして発起人の皆さんから挨拶をいただき、会の運営をしていくことになりました。会は「片桐を中心に活動を広めていこう」というものです。しっかりと活動していきます。