県議会二日目は一年任期の常任委員会、予算特別委員会、議会運営員会などの所属替えがありました。僕の所属は次の通りです。
- 常任委員会は経済警察委員会委員。副委員長
- 予算特別委員会委員
以上となりました。一年間、この委員会に所属して県政の課題に取り組みます。昨年度までは建設委員会に所属していましたが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて和歌山県経済が大きな打撃を被っています。県としても支援策を策定して対応していますが、本格的な回復はこれからの取り組み次第となります。飲食や観光業界を始めとする事業者の方々への支援と共に、同じように困っている製造業を始めとする事業者の方々の回復に向けた取り組みを支援するためにも、今年は経済警察委員会委員として活動したいと考えています。
また予算特別委員会は、令和3年度の予算審議をするための委員会です。来年度に向けての予算案についても、皆さんからの意見や要望を伺いながら対応したいと考えています。
リーダーになるべき人の資質について話を伺いました。それは「上の立場の人から評価されている人ではなく、上の立場の人からも下の立場の人からも好かれている人」だということです。
多くの人は上の立場の人に対しては丁寧に、気を使いながら接しますが、下の立場の人には同じ態度で接しないことが多いのです。事務員さん、パート職員さん、建物を管理してくれている方々などに対する接し方で資質が分かります。上役と同じような接し方をしている人は、リーダーになるべき人ですが、立場が弱い人には挨拶をしない、言葉を交わさない、意見を聞かない、命令するような人はリーダーに適していないのです。
こんな人がリーダーになると止める人がいなくなるばかりか、意見する人もいなくなります。トップに立つと忽ち、圧政を敷くタイプになるように思います。事務担当やパート職員さんは、そこのところをきちんと見ています。「私達の意見を聞いてくれない」「仕事の打ち合わせでも会いに来てくれることはない」などの接し方では人は支持してくれません。上役に対しても意見を言ってくれる。そして弱い立場の人の意見も聞いてくれる人こそ、リーダーになるべきです。
話し合った事務の人が話してくれました。
「上になる人は、私達に対してでも親切に接してくれますし腰が低いですよ。偉そうにしている人は決して偉くないですから。本人が思っているだけです。立場が上になればなるほど『首を垂れる稲穂』になって欲しいと思います」という意見でした。
また「立場が変わると現場に来てくれない人」がいることや「その人にとってたいしたことのない話でも、私にとって大事な話である時があります。そんな時、会って話をして欲しい」という意見も聞かせてくれました。
組織のリーダーやトップの資質について考えることができる意見です。
マスコミの方、県外事業者の皆さんと意見交換会を行いました。新型コロナウイルス感染症予防のため、県外事業者の方々との会議や意見交換会などはしばらく延期していましたが、経済活動が徐々に再開しつつあることから、本日は東京および大阪からの方をお迎えして会を開催したものです。
テーマは和歌山県の地域活性化ですが、具体的な案に基づいて協議を行いました。地域内交通の利便性向上を図ることによる人の交流と観光振興、そして地元の受け入れ態勢の充実を図ることを目指すものです。県外事業者の方からは、県外から見た和歌山県の魅力に基づいてアイデアをいただきましたが、実現させるためには地元が中核を担う必要があります。地元と県外事業者がチームを組んで、地域活性化に向けて対応しているところです。