活動報告・レポート
2020年6月7日(日)
令和2年6月県議会補正予算案
令和2年6月県議会補正予算案

令和2年6月県議会定例会の補正予算案として、総額7億1千万円が提案される予定です。

  • 検査体制を強化するため、リアルタイムPCR検査装置の追加購入に約558万円。
  • 帰国者や接触者外来の体制強化を図るため、流行期において医師会で設置するための費用として5,565万円。
  • 保健所が実施している自宅待機者に対する健康観察について、流行期において保健所での対応が困難な場合に備えて医師会などに委託するため費用として5,776万円。
  • 同居家族が新型コロナウイルスに感染して入院したことにより、自宅で一人だけでは生活出来なくなる濃厚接触者が一時的に病院に滞在する経費として504万円。
  • 和歌山県民を対象にした県内の宿泊プランなどを造成、販売するため、県内宿泊事業者や旅行代理店などに1万円を上限として、プラン価格の半額を補助する「県民リフレッシュプラン」として3億5千万円。
  • 需要が減っている熊野牛などを県内の小・中学校の給食に提供する取組みとして約1億3,780万円。
  • 需要が減っているマダイなどを県内の小・中学校の給食に提供する取組みとして約3,471万円。

会期は令和2年6月9日から26日までの18日間を予定しています。今回の県議会は、新型コロナウイルス感染症への対応、第二波や経済対策について議論が交わされることになると思います。

和歌山県内で新型コロナウイルス感染者は今年2月13日に初めて発生しましたが、昨日、入院していた人が全員退院したことで感染者が発生してから111日目で県内の陽性者がゼロになっています。今後も予防に努めるとともに経済活動が再開したことから、第二波の予防と経済活動の支援へと県政は進むことになります。

また工事請負契約の議案として次の2議案が提案される予定です。

  • 南紀白浜空港国際線ターミナルビルの増築建設工事。約9億1,304万円。
  • 南紀支援学校・はまゆう統合支援学校の校舎一期建設工事。26億3,780万円。

南紀白浜空港に国際線ターミナルビルが設置されることで、南紀の地域振興につながりますし、今後の地域活性化に向けての拠点になると考えています。

提供してくれたニュース

新型コロナウイルスに対応している人や動きについて、皆さんから意見をいただいていました。その中で、少しの前のニュースですが「スウェーデン王室のソフィア妃が医療現場にアシスタントとして勤務を開始し、世界から称賛されている」ことの話を伺いました。早速、調べてみると次のような記事が報道されていました。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響で医療崩壊の危険性が高まるなか、スウェーデン王室のソフィア妃が自ら力になりたいと志願。アシスタントとして、医療現場で働いていることが明らかに。医療現場で働く前に、ストックホルム大学で3日間の医療コースを受講したというソフィア妃。現在、自身が会長を務めるソフィアメット病院ですでに勤務を開始している。『私は治療室のひと部屋に配属されています。医師や看護師を支えるべく、同僚とともに患者のケアや清掃などを行っています』と現状を伝えつつ、『ソフィアメット病院は主に癌の手術をサポートすることで、他の救急病院を支援します』とビジョンを明確にした。最後には『この困難な時期に支援する機会を持てたことに感謝しています』とコメント。不安を見せることなく、力強いメッセージを届けた」という内容です。

世界中が、それぞれの立場でこの感染症に対応する行動を起こし、私達に希望を与えてくれています。希望こそ光であり、この困難な敵と戦い打ち勝つ力を与えてくれるものです。

このような嬉しい出来事を教えてくれている皆さんに感謝し、良いニュースを皆さんとも共有したいと思います。