岩出市の通所介護施設「一期一笑」で開催された「紅茶と音楽の集い」に参加しました。この集いは「アロチ活性化委員会」のメンバーから案内をいただいたもので、「カラーループ」のミニコンサートを聴かせてもらいました。
コンサートに先立って、紅茶の歴史と楽しみ方の説明をしてくれました。お茶は紀元前3年に中国で「茶の木」が発見されて中国で飲まれていました。当時は貴族を中心とした人の飲み物で貴重なものだったそうです。お茶をおいしく飲む方法が試され、発酵させていくと現在の「烏龍茶」となったので、中国では「烏龍茶」が飲まれるようになりました。18世紀になって中国からヨーロッパに輸出が始まったのですが、その過程で「烏龍茶」が完全に発酵してしまっていました。それがヨーロッパで紅茶として飲まれるようになりました。
お茶が発酵過程にあるものが「烏龍茶」であり、完全に発酵してしまったものが「紅茶」ということです。ですからお茶の葉は全て同じで、その乾燥させて飲むのか、発酵させて飲むのかの違いがあるだけです。
その後、ヨーロッパの貴族たちの間で広まった「紅茶」はイギリスの植民地であったインドで生産されることになりました。インドが紅茶の産地になったのは、植民地という歴史が関係していることになります。
今では「お茶」も「烏龍茶」も「紅茶」も一般的になっていますが、歴史からすると広く飲むことができるようになった歴史は浅いようです。
台湾茶のご縁をいただいたことから日本のお茶の歴史の知識も得ましたが、本日、中国から始まった「紅茶」の歴史の一端も知ることができました。
「紅茶」の説明に引き続いて、「カラーループ」のミニコンサートを聴かせてもらいました。懐かしい洋楽を中心にきれいな歌声を届けてくれました。選曲された「カントリーロード」や「ローズ」はかつて流行った曲であり、現在も歌い継がれている名曲です。他にも「ミスターロンリー」や「イマジン」「デイドリームビリーバー」なども歌ってくれたので懐かしい時代を感じました。
コンサートの背景には日本の四季が映し出されていました。洋楽に乗せての映像でしたが、「本当に日本の四季は美しい」と感じました。桜、若葉、桜の花を乗せた川の流れなど、日本の風景は世界に誇れるものだと感じさせてくれました。新型コロナウイルス感染症予防のために自粛が続いてきましたが、ようやく通所介護施設でもミニコンサートが開催されるようになりました。これはいつもの日常の光景ですが、新鮮に感じられたのは新たな感情です。感情をもって音楽を聴けることは嬉しいことで、当たり前の日常に潜む「喜怒哀楽」を、歌を通じて感じることができました。勿論、感情を引き出してくれたのは「カラーループ」の歌の魅力によるものですが、日常の中に音楽があることは嬉しいことです。
「一期一笑」の職員さん達の笑顔からも、日常が戻ってきたことを喜んでいる気持ちが伝わってきました。ここから明るい笑顔が広がっていくことを期待しています。
この「集い」の案内をいただいたことに感謝していますし、「アロチ活性化委員会」のメンバーとも会えたことを嬉しく思います。歌は「アロチ」であっても「高齢者施設」であっても、関係なく私達を楽しませてくれます。
和歌山県迷惑防止条例の適用などについて話し合いました。果たして即効性と実効性があるのか運用のあり方が分かりにくいので、運用箇所の話を聞かせてもらおうと思っています。
一般的に「迷惑行為により近隣などから苦情が来ているのにも関わらず、無視して迷惑行為を続けた場合などが条例違反となり、迷惑行為を繰り返し行っている場合は、逮捕される可能性がある」ものだと思います。
困っている時に何の役にも立たない内容であれば改正が必要ですし、条例に基づいても何の動きもできないのであれば問題提起したいと考えています。