友人である経営者の方と懇談しました。これからのことを考えるための話になったと思います。
地方都市は需要と供給のバランスが取れていないところが多いのです。だから「何をしても無理」と思う人がいますが、バランスが取れていないのであれば取れば良いだけです。
需要がなければ需要を創り出すこと。供給力がなければ供給を創り出すこと。その取り組みをしないで「何もない」と言うだけでは「何もない」ままで終わります。
言うことは言うけれど行動しない人が多い地域は衰退していきます。まして行動している人を批判するようなら発展はありません。
屋上にいてビルを見るのと、地上階からビルを見るのでは景色が違います。これと同じように、人それぞれ見え方が違うのです。立場や価値観が違うので仕方のないことです。
自分と意見が違うから「相手が間違い」と思うことが間違いです。見え方が違うだけなのです。
選挙で応援していた候補者が敗れました。その翌日、当選した首長のところに行って
「私達が応援した候補者に勝ったのだから、あなたは素晴らしい人だと思います。良い政治をして下さい」
と言ったことがあります。勝った人に託すしかないので、応援していた人が負けたとしても、政治に関心を持つことが大切です。関心を持って見ていないと、思っていたのと違う方向に行くことがあるからです。
自分で出来ることをやってきたのでなければ、その人の相談に応じません。やらないで困っているからと言って丸投げしてきたものを受けるのは、その人のためにならないからです。
社会や仕事は役割分担で成り立っています。役割分担をしないで、こちらに負担を求めてくるとしたら、その役割を引き受けません。
自分はこれをやるから、この役割を引き受けて欲しいと依頼するのが普通です。
お世話になった人には必ず恩返しをしなければなりません。もしお世話になった人が亡くなっていたとした場合は、その子どもに恩返しをすべきです。
その時「あなたのお父さん(お母さん)にはとてもお世話になったのですよ。とても立派な方でした。だからあなたに恩返しをしているのです」と伝えるのです。
そうすれば、またその子どもは自分の子どもに恩返しをしてくれます。それを望むわけではありませんが、このように恩送りが繁栄につながりますし、社会を良くするのです。そして始まりは自分なので、私が起点になれる行為です。そんなことが未来に続いていくと思うだけで嬉しくなります。
働き方改革について話し合いました。政府からの緊急事態宣言を受けて以降、企業、事務所などではリモートワーク、テレワーク、オンライン会議などを実施しています。システムを導入したところ、機器を整えたところ、運用のしくみを整えたところなどがあり、緊急事態宣言解除以降も活用している企業や組織があります。設備投資をしていることや、社会の変化に対応するための働き方を考える意味でも、継続して利用されそうです。
それ以外でも時差出勤、自宅からお客さんの事務所に直行し、商談を終えた後は帰宅して報告書を作成するなどの体制を検討しようとしています。企業の新型コロナウイルスへの対応によって、働き方改革は進もうとしています。導入されたしくみは放置されることなく活用されることになりますから、仕事の考え方、あり方は否応なしに変わっていきます。社会の変化に対応して変化に追従できる企業が、この先、生き残っていくように思います。
決して元には戻らないように感じています。
- 和歌山県で設立したスケートボードパークに関して協議を行いました。オープンしてから多くの方に活用してもらって好評をいただいています。より良い施設にするために皆さんからの要望を基にして改善を目指しています。
- 和歌山市内のメガソーラー計画の現状について打ち合わせを行いました。地元の皆さんの意見を伺いながら対応しているところです。
- 営業を再開している飲食店を訪ねて、状況を聞かせてもらいました。まだ従来のようなお客さんが戻るに至っていませんが「元気にやります」と明るい声で、再開後の今を話してくれました。