活動報告・レポート
2020年5月13日(水)
現場の空気
現場の空気

緊急事態宣言が解除される見通しになりました。経済活動の再開も近く嬉しいことですが、人が活動を始めること、人が移動することに伴うリスクがあると思います。大丈夫だと思いますが、マスクを着用しないで仕事や移動をする人も出てくることも考えられます。社会が、大人が活動を開始することによって、自粛期間以上に子ども達を守る必要性を感じています。


そこで学校、保育園、作業所などを訪問して、学校が再開する予定の6月からの課題について話し合いました。やはり「子ども達の感染リスクを下げたい」「通学時の感染を防ぎたい。例えばスクールバスや給食時の対応などが必要なこと」「作業中に感染しないように考えている」などの意見がありました。感染予防のための体制を整えることが大事なので、その意識と共に必要なものを用意すべきだと思います。話し合っている中で協力できることがあるので、支援したいと考えています。

やはり現場で話をすることで分かることがありますし、先生方の思いや現場の空気を感じることができます。管理部署への報告書では伝わらない温度というものは確実に存在しているので、直接、現場で会って関係者と話を交わすことが大事です。管理部門の仕事も大事ですが、報告書の数字に意味を見つけること。現場が必要としてるものを把握する感覚を持ち合わせる必要があります。管理部門の方は全ての現場を訪れることはできないと思うので、私が議員として現場で話し合ったことや現場で感じたことを伝えるので、それを受け取って欲しいと思います。国からの通知や方針、取り扱い方法などは管理部門の方が情報量は圧倒的に多いので、数字や運用できることなどは正確に把握しています。


議員が管理部門に勝っているのは現場の感覚と直接、県や市に意見を伝えることのできない方々の思いです。議員はそんな声を受け止めて、県や市の管理部門と協議することが役割であり強みです。個人としてできることやお手伝いを行い、組織的に考えるべきことは所管と協議を行うこと。その際に力になるのが皆さんの意見と現場感覚です。今日も現場の空気をつかんできました。

そして個人としてできることの意味は、一人で「できる」「やる」ことではありません。協力してもらって初めて実行できるのです。協力してくれる人がいるから活動ができる。そのことも有りがたく感じながらの行動です。現在、社会がおかれている困難な時期に、協力をいただきながら活動できていることに感謝しています。今日も大切な一日を終えることができました。

その他
  • 経済活動再開後の、和歌山県の食材を生かした取り組みについて協議を行いました。PR方法や県外レストランとの連携などを協議しています。
  • ICTオフィスの役割と生かす方法について協議を行いました。具体的な計画はこれからとなりますが、県外企業誘致に向けて検討しています。
  • 和歌山県の持つ資源を生かした振興策について協議を行いました。新型コロナウイルス感染症が落ち着いてからの経済活動の一環として実現の可否を協議しています。
  • 和歌山市内の飲食店が再開した後に、お客さんに来てもらえる方法について協議を行いました。
    現在を耐えてこの後に向けて蓄えている力もあります。それが具体的な動きになるよう応援しています。
  • 持続化給付金の申請方法や適用条件などについて相談を受けました。国の相談電話窓口が話中ばかりでつながらないようです。また金融機関との対応も行いました。
  • 経済活動再開後のインバウンド観光について打ち合わせを行いました。どの国でも国外に旅行する際は、その国の新型コロナウイルス対策がきちんとできているか確認しています。残念なことですが「日本の管理体制は弱い」と聞かされました。多くの国では、管理体制が整っていない国に旅行して帰国する場合、入国時は二週間の待機が義務付けられています。日本に旅行した場合、二週間の待機になるので「こんな日本には旅行に行かない」ということです。
    「安心して旅行するための体制を整えなければ日本に来てくれない」ことの理由も伝えてもらいました。今からインバウンド対策も講じておく必要があり、その「来てもらえる健康管理体制」について協議を行いました。