活動報告・レポート
2020年5月9日(土)
飲食に関する協議
飲食に関する協議

飲食組合の方々と、知事が飲食組合から提出した要望書に応えてくれたことに対してお礼のメッセージを届けたいことを話し合いました。困難に直面しているのは飲食業界だけではありませんが、そんな中、業界の要望を聞き入れて全ての業種に対しての支援制度を設けてくれたことに感謝したいと思います。現在も組合員は休業要請を受けて閉店しているので、解除する日に備えて再開の準備を整えようとしています。再開する時は行政指導に基づく衛生管理は勿論のこと、より安全体制を整え、安心してもらえる環境を目指しています。そこにはお客さんに食事を楽しんでもらい、食文化を提供することで地域社会に貢献したいという強い願いが込められています。

飲食組合は、行政からの衛生管理や法改正に対応するためなどの指導を組合員に伝達、研修を行っているので、組合員の衛生管理意識などはとても高いのです。和歌山県の食を支えているという誇りを持ってお客さんに食を提供し、行政からの要請に呼応してこの危機に対応しているところです。

僕からは組合員の皆さんに対して、これからも高い意識を持って和歌山県の食文化を支えて欲しいと願っています。そして知事への感謝の気持ちを示したいと考えています。主張すべきことは主張する。そして対応してくれたことに関しては感謝の気持ちを伝えること。これが人間関係の基本だと思います。お礼の気持ちは次の通りです。

去る4月17日に要望書としてお願い致しました当組合の要望に、早速お応えいただいたことにお礼を伝えたいと思います。当組合では、組合員の意見を聞いたうえで要望したものであり、組合員を守る組織としての役割を果たせたものと考えております。

今後は、事業継続支援金、県内事業者事業継続推進、および持続化給付金申請サポートなどの支援を受けられるよう組合が指導を行い、当組合員が協力して、県政と飲食業界の架け橋となってまいります。和歌山県の将来に貢献できるよう、飲食組合として積極的に、行政の取り組みを支援することを目指していきます。

飲食組合が和歌山県政のなかで社会的役割を担えることは、飲食を通じた社会貢献と郷土愛と考え、観光振興やおもてなし、そして地域の賑わい創出などの分野で、その役割を果たして行くべく努力していきます。

今回、和歌山県からの支援を受けられることになり、組合員一同、感謝しております。当組合が、地域社会での飲食業の役割を認識し、今まで以上に地域社会に協力していくことで、お返ししたいと考えています。飲食店として利益を上げることは重要なことですが、飲食店は地域の方々にお越しいただき商売が成り立っています。つまり地域社会と大きな関わりを持っています。

単独のお店で行政に関わることは難しいのですが、組合に加入すれば行政と共に地域社会に貢献することが可能です。飲食組合が社会的役割を担っていることを知っていただき、今後は、多くの飲食店に参加していただくことを目指したいと考えています。

以上のような飲食組合としての気持ちを伝えたいと考えています。

飲食店

知事からの自粛要請を受けて閉店中の飲食店を訪ねました。閉店中でも経営者は休んでもらっている従業員の処遇や再開後のお店のあり方などを考えています。「早く営業を再開して、これまで以上にお客さんが楽しんでもらえる空間を創りたいと思います。そのための準備期間だと思っています」などの話を聞かせてもらいました。

ここで思い出したのがこのお店のスタッフの言葉です。このスタッフの方は、お客さんとしてこのお店に来た時、「お店の雰囲気が良いこと。スタッフの笑顔が素敵だったこと」から、「こんなお客さんに夢を与えているこのお店は素晴らしいなぁ。こんなお店で働きたい」と思ったので、後日、面接を受けた経験を話してくれました。

前向きな気持ちを持っているので、ただ単に休んでいるのではなくてより良いお店をつくるための準備を整えているのです。困難にあっても、再びお客さんと笑顔を交わせる日を迎えることに希望を持っている心を感じました。その日を迎えるまでもう少し我慢をお願いいたします。