活動報告・レポート
2020年4月3日(金)
新型コロナウイルスに関する現場訪問
新型コロナウイルスに関する現場訪問

新型コロナウイルスの対応をしている現場の支援に伺いました。今日、訪問したのは、高齢者施設、保育園、障がい者施設の三か所です。

高齢者施設 訪問する際の注意事項

高齢者施設の玄関には「訪問する際の注意事項」が貼られていました。訪問者への注意喚起、室内に入る時の消毒やマスク着用の徹底、入居書との接点を持たせないように工夫していることなど、細心の注意を行い「絶対に入居者、働く人を守る」という気持ちを感じることができました。

経営者からは「マスクはありませんし、値段が上昇しているので十分、購入することができません。でも何とか入手して安全確保に努めています」と話してくれました。

できるだけの安全対策を行うことで「絶対に感染者は出さない」覚悟が滲み出ていることを感じました。経営者の姿勢が働く人の士気に大きく影響することが分かりますし、入居者にとって「安全な施設」だと感じてもらえると思います。

続けて保育園を訪ねました。明日が入園式だったので理事長、園長先生を始めとする皆さんが準備に追われていました。いつもお招きをいただいていますが、今回は「申し訳ないですが、今回は先生と入園生に限定して開催することにしています。安全確保のために規模や時間を縮小して実施することにしていますので、ご了承下さい」と丁寧に話してくれました。

僕からは「当然の取り組みです。大切な入園式ですから安全確保に努めて欲しいと思いますし、保護者の皆さんに園の姿勢を見せてあげて下さい。きっと安心してくれると思います。明日の成功をお祈りしています」と伝えました。

障がい者施設でも玄関に消毒液が置かれ、働く人はマスク着用で仕事を行っていました。経営者は「依然としてマスクは少ないですし、消毒液の単価が高騰しているので大変です。でも入居者と従業員の安全と健康のために必要なので、高くても購入しています。来訪される人にも安全対策に協力してもらっています。ここで感染者を出す訳にはいきません。障がい者の方が利用者なので、絶対に出さないための安全確保を徹底しています」と話してくれました。

三か所とも、「一人も感染者を出さないことは勿論のこと、利用者と従業員の健康を守る覚悟と安全のために、新型コロナウイルス対策に万全を期していることが分かりました。

またこれらの施設は、玄関を入った時から「清潔に保たれ、明るくきれい」だという印象を感じました。きれいで清潔、そして整理整頓ができている施設は、安全対策は徹底していますし、安心感があります。これらのところは、日常から衛生管理が徹底され、可能な限りの安全対策を講じているところだと感じました。

以上が、福祉や保育の現場を訪れて感じたことや皆さんと話したことです。緊急時の対策は重要ですが、日常からの衛生管理と安全対策も同じように重要だと思います。これらの施設からは「感染者は出ない」と感じ取るのに十分な現場訪問となりました。

現場で感じる空気は、いつも大切なことを教えてくれます。

その他
  • 三か月に一度開催している議会報告会の打ち合わせを行ったこと。前回は今年1月に実施したので、4月が予定月となります。結果として、新型コロナウイルスの予防が必要な時期なので、参加人数を絞り、時間を短縮して実施することにしました。「私達は片桐さんの話を聞きたいと思います。衛生管理を行いながら実施しましょう」と嬉しい話を聞かせてもらいました。
  • 教育に関する話し合いを行いました。人口減少や私達が引き継いでいる価値を引き継ぐための教育と環境整備などについて協議しました。この件は継続して実施することにしています。
  • 先月3月29日にオープンしたスケートパークの状況と課題について話し合いました。当日、同パークを訪れた方々や管理を担当している方から当日の話を伺いました。
    安全対策としてヘルメットの着用のあり方も検討が必要なことの意見が出されました。それぞれの思いはありますが、多くの人にルールと秩序を守りながら、気持ちよく使える施設にすることを確認しています。