活動報告・レポート
2020年3月16日(月)
県議会
県議会

令和2年2月県議会定例会は明日が最終日です。そのため会派会合を開き委員会での審査結果や意見書への対応などの議論を交わしました。明日は採決日なので、それに向けた協議を行っています。

明日、採決する予定の令和2年度の和歌山県当初予算案は5,906億円です。この予算案が可決されれば、4月から令和2年度の県政行政がスタートすることになります。僕の考えとしては一般質問や建設委員会での質疑を通じて、現在の課題に対応し、将来の県土発展につながる予算案になっていると判断しています。

新型コロナウイルスで経済活動が停滞しているのは和歌山県だけではなく全国同じだと思いますが地域経済のあり方を考える機会となっていると思います。観光は中国に依存していること、部材などの供給も中国に依存していることが明らかになりました。中国に依存している分野の仕事が止まっていることや観光客が減少していることは、私達が思っていた以上に中国に経済活動を依存していたことを知らされました。

中国への依存体質を変えていくことは県単独でできることではなく、体質を変えることは難しいことですが検討課題として捉えておくことが大事だと思います。起きた事象を教訓として有事に備えることが政治の役割ですから。

また企業活動が停滞していることから売り上げが落ちている企業や事業所への金融支援の対応が急がれます。先週までの動きを見る限り、資金を必要としている企業に対しての金融支援の動きは鈍いように思いますから、今週の動きを注視したいと考えています。併せて飲食店はキャンセルが相次いでいます。賃貸料、材料費、人件費などの固定費は状況に関わらず支払う必要がありますから、状況が回復していないことから更に売り上げ減となり経営に響いてきています。

絶対に必要な飲食でさえ、お客さんが減少し売り上げが低迷しているので、早急な支援を必要としています。直接的、間接的な影響で売り上げが落ちている企業、事業所の方々から意見、要望を聞いているので、これまでも意見提言をしていますが、計測して関係個所に早急な金融支援を求めていきたいと考えています。

県議会定例会は明日で閉会しますが、新型コロナウイルスへの対応、それに伴う金融支援の依頼は継続して対応していきます。

書道のお稽古

今年6月に予定している山西教室書道展への出展に向けてお稽古を開始しました。毎年、この書道展に出展していますが、今年も作品に取り掛かる時期となりました。作品の「字」を決定し、使う筆を変えながらお稽古に挑みました。筆が違うと字の仕上がり方も違うので、自分で書いても面白いものだと感じました。柔らかい筆だとバランスが難しく字体が崩れますし、硬い筆だと言うことを字が聞いてくれなくなります。

しかし意思に反して筆が動いてくれると予想外の字が書けるので、「良いかも」と思える字が書けたりします。どんな作品が仕上がるのかを楽しみにしながら、6月に向けてこれからお稽古に励みます。

台風第21号の影響の土砂崩れ箇所

平成30年9月の台風第21号の被害を受けたのが、和歌浦にある高津子山の駐車場の基礎となる箇所です。土砂崩れが起きたため、それ以降、この駐車場が閉鎖されています。土台の個所はコンクリートで舗装していますが、駐車場に向かう階段の箇所は崩れた状態のままで放置されているので、危険で使えないままになっています。高津子山は桜の名所のひとつで、毎年、多くの人が桜を見に訪れています。しかしこの駐車場が使えないことから、桜の名所に行くことができません。

和歌浦高津子山の駐車場 土砂崩れ箇所 和歌浦高津子山の駐車場 土砂崩れ箇所

未だに土砂が崩落した状態で放置されている状況になっていることを残念に思います。今年も桜の季節が訪れます。新型コロナウイルスの影響で訪れる人は減少すると思いますが、来た時にがっかりさせないように現場の復旧を急いで欲しいと思います。