活動報告・レポート
2020年3月12日(木)
建設委員会
建設委員会
建設委員会

本日は建設委員会が開催され、議案の審査を行いました。令和二年度の県土整備部の予算は、約1,058億4,355万円で、県予算全体の約18パーセンを占めています。予算案は、例えば高速道路の延伸や幹線道路の整備などを始め重要な政策予算となっています。内訳として、県土整備局は約74億円、道路局は約529億円、河川・下水道局は約316億円、都市住宅局は約36億円、港湾空港局は約192億円となっています。

主な取り組みは次の通りです。

「京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸」や「京奈和関空連絡道路」について、重要物流道路への指定と早期事業化を国に対して働きかけることにしています。
近畿自動車道紀勢線の「有田と印南間」の四車線化については、令和3年12月までの完成を目指して事業化を促進しています。また優先整備区間に選定された「印南と南紀田辺間」も早期事業化を目指すことにしています。
南紀白浜空港の活性化については、効率的運営に向けて国際便の受け入れ機能を有するターミナルビルの整備を推進することにしています。
交通安全対策として、子ども、高齢者の皆さんが日常生活において安心して歩けるように歩道の整備を加速化させます。令和二年度は17.2kmの歩道整備を実施する予定です。

これらの事業計画を含む予算案や条例案などの審査を終えた後に行った採決で、全委員の賛成で議案は全て可決して、建設委員会の審査を終えました。

次回の県議会本会議は6月に開催される予定なので、常任委員会は緊急的な案件がなければ開催されるのはその時になります。引き続き任務を務めますが、県土整備部の幹部職員さんの中には数名、退職される方がいるので、このメンバーで開催するのは今日が最後になります。

毎年のように訪れる年度末の光景ですが、やはり寂しさを感じる季節です。新年度に向けて残る人も新しい仕事に向かう人も、それぞれの場面での活躍をお祈りしています。

新型コロナウイルス対策

令和元年度2月の補正予算の追加が予定されています。

個人向けの緊急小口資金等貸付原資を増資する対応。和歌山県社会福祉協議会で実施する予定です。
令和二年度当初予算案の追加補正も予定されています。
感染患者受入医療機関に対する設備整備補助。
和歌山県として必要な病床は63床と試算しています。これは国の基準がありピーク時の病床試算をしたところ和歌山県で必要となる病床数です。現在32床を確保しているため、残り31床を病床として確保します。
受入可能病床確保のための空床補償経費。
PCR検査に必要となる試薬類の購入等。
和歌山県としてこれまで約1,000検体を実施していますが、今後に向けて備えをしておきます。
感染患者の入院医療費。
感染患者の入院費は全額公費負担です。

以上の提案が来週、議案として提案される予定です。新型コロナウイルスへの対応も万全を期することにしています。

また経済産業省の「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者」の皆さんに向けた支援策について情報をいただきました。この中には「無利子、無担保融資」の支援策もありますが、利子補給の申請方法や具体的手続きは改めて公開する予定になっています。

ただ窓口となる金融機関では具体的な対応方針が示されていない可能性もあるので、現在対応しているところです。