映画「Fukushima50」の中で印象的な場面の一つにアメリカ軍による「トモダチ作戦」があります。その時にロナルド・レーガン艦長として加わったトム・バーク艦長のコメントが新聞に掲載されていました。
「最も衝撃を受けたのは日本人の精神と文化だ。我々がヘリで救助物資を輸送すると、住民たちは整然と並び、届いた物資をリレーして運んでいた。日本人の人々が危機に立ち向かう姿を見て、我々ができることはわずかであっても、支援する価値のあることだと実感できた。
我々が被災地で果たせた役割は全体の中の非常に小さな一部だったと思う。しかし、少しでも力になれたことを今でも誇りに感じている」というコメントです。
当時、食料品や水、燃料などの物資輸送の他、被災者の捜索、救助活動、海面や海底のがれきの撤去などの作業にあたり、この「トモダチ作戦」では、二万人近い人員が投入されたことが記されています。
当時、支援に関わった人達、被災された皆さんの心は今もつながっていて、日米の絆が結ばれていることを感じます。3.11にあたり、インタビューや映画などによって、今だからこそ知り得る事実があり、人の心の温かさに触れることができます。言葉にできないような色々な出来事があったと思いますが、温かい心に触れられることで決して風化していないことが分かり、これからも語り継ぐことが必要だと感じます。震災を直接、経験していない人にとって、震災の事実の中に物語を入れることで語り継ぐことができるのです。
和歌山県の食材や産品のPRを行うと共に食材としての採用や出展などの提案を行いました。協議した場所は「あべのハルカス」で、出展に関わる関係者、店舗を経営しているオーナーと話し合ったものです。
「食の宝庫和歌山」はフルーツ王国であり、和歌山県発祥の食材が数多くあることを伝えました。通年提供できる食材と共に、春夏秋冬に提供できる新鮮な食材もたくさんあることから、一年を通じて和歌山県を味わってもらえることができることの魅力を説明しました。
オーナーからは「和歌山県産の梅やしらすは美味しいですし、クエも魅力があります。真鯛や熊野牛なども良いですね」と評価をいただきました。加工品は醤油や金山寺味噌などは発祥の地であることから、扱ってもらうことをお勧めしました。
また出展に関しては「プレミア和歌山」の中から「あべのハルカス」の売り場のイメージに合う、そしてコーディネイトしてくれる方のセンスに合うものの提案をしました。和歌山市から天王寺までは電車で1時間の距離ですから、経済圏や文化圏も近接性があります。この場所で和歌山県産品の取り扱いにつながることを期待しています。
大阪、神戸、そして東京からも経営者が集まり、異業種交流会の機会を得ました。食材を扱っている人、デザイナー、広告代理店、飲食店、イタリアの製品を扱っている人などが集まり、お互いの仕事や経験については話し合いました。レザー工芸家やチョークアート協会認定講師、日本ダンススポーツ連盟、そして日本イタリア文化協会の方もいるなど、和歌山県内ではお見掛けしない職種の方々とご縁をいただきました。
イタリアの伝統文化である「カフェ」を展開して、本物のイタリアの日常を味わってもらうことを企画としている方からイタリア風サンドイッチやナポリのお菓子などを食する体験をさせてもらいました。イタリアっぽい味で異文化の日常の食を楽しむことができました。
本日の皆さんとのご縁を大切に、和歌山県にとっても何かの展開に発展することを期待しています。
- スケートパークを安全に管理するための方策について話し合いました、野球場やテニスコートもあるので健全で楽しめるスポーツ施設になることを願っています。
- 新型コロナウイルスの影響で旅行やイベントの中止によって、観光バスの運行がなくなっています。3月、そして4月も予約のキャンセルが相次ぎ、経営を取り巻く環境が厳しくなっている話を伺いました。多くの業種に影響が発生しているので、金融支援など実効性のある対策を早急に実行することを求めています。
政府が言うようなセーフティネット支援につながっていない金融機関の姿勢があることも聞いています。何のための支援策なのか分からないような扱いをされている苦情を、直接聞いています。中小企業の支援につながるような支援を金融機関にお願いします。