活動報告・レポート
2020年3月9日(月)
一般質問最終日
一般質問最終日
早いもので本会議の一般質問の最終日を迎えました。本日も4人の議員が登壇して論戦を繰り広げました。本日の知事の答弁の中で知事哲学に触れる答弁がありましたので、以下に記します。
- 技術、知識を持てない人は社会の役に立たないと思います。
→自己研鑽を重ねて技術や知識を得ることは自分のためになりますし、その結果、社会に役立つことになります。
- 人と一緒に仕事をする経験、知らない場所で仕事を風土や生活環境を体験することが幅を広げます。
→だから違う考えの人と交わることは大事ですし、知らない環境の下で仕事をする経験も大事なことです。職員さんを外部派遣しているのです。
- 目の前のことに捉われていたら、将来に向けた仕事はできませんから良い仕事はできません。
→今の仕事は勿論大事です。それに加えて将来のための仕事も大事です。将来を考えた仕事をして道筋をつけておくことで、今よりも将来が楽しみになります。
- 条例案で「等」を連発していた職員がいましたが、国に派遣して知識を得て県庁に戻ってきた後、具体的な条文を作成するようになり、例えば和歌山県の「民泊条例」はレベルが高い条例になっています。
→何事も経験ですし実際に関わらないと知り得ないことがあります。法制化は専門的な仕事になるので、直接、法律を考える省庁での経験は、和歌山県に戻った時、条例や規則を作る時の役に立ちます。
仕事に対する考え方、指導方針が分かるような答弁でした。捉え方によっては厳しいと思いますが、公務員は社会の役に立つ人物である必要があります。これらの考え方を反映した仕事になることを期待しています。
お店に関する判断
飲食店経営者が県議会を訪ねてくれました。新型コロナウイルスの影響を考え、自主的にお客さんの集まる機会をなくしています。「売り上げよりも大事なお客さんの健康と安全を考えて判断しました」という話です。この判断は経営に響きますが「潜伏期間が2週間と言われていますから、お店のお客さんから陽性反応がでれば社会に大変なご迷惑になります。国や県を挙げて感染拡大防止に取り組んでいるので、できる限りの協力をしています」と話してくれました。
また次のような話もしてくれました。
- 挨拶で声の小さな人は声の大きな人に負けます。私達は、挨拶は大きな声ですることを指導しています。大きな声で挨拶することは簡単ですし小さな声の相手に勝るので、挨拶で優位性を持ちたいと思います。
- お店では音楽などのイベントも企画しています。音楽家の中には「お客さんが来なくてもイベントを企画して欲しい」という声もありますが、私達は「お客さんがゼロでも出演したいというのであれば、それは習い事ですよ。人に聴かせる音楽を志しているのであればお客さんに来てもらえる時にやるべきです」と伝えています。
- お店を「開ける、閉める」どちらの判断をしてもお客さんからは言われます。「開けていたら危機管理ができていない」と言われますし、閉めていたら「こんな時こそ元気さが必要なのに閉めてしまったら他と同じです」など批判されます。でも経営者として、今の社会情勢を考えて判断したことなので、再開する時は、今回の判断に賛同してくれる人達が安心して楽しんでもらえる企画をしたいと思います。
お客さんを大切にしている心が伝わってくる言葉です。内心が行動を支配しています。
その他
- 最近、和歌山県内でも増加している外国人向けの防災訓練について協議を行いました。防災に関する言葉遣いが分からない和歌山県内で仕事をしている外国の方が、災害発生時に安全行動ができることを目指した訓練を検討しています。和歌山県では中国、フィリピン、ベトナムの方が働いている率が高いと聞きました。これらの言語に対応した訓練を考えています。
- メガソーラーとFIT制度に関して話し合いました。事業者は再生可能エネルギーによって環境保全を考えているのか、環境よりも利益を優先しているのか。話を交わすことによって大方、分かります。
- お世話になっている元自治会長の通夜式に参列いたしました。突然の訃報に「信じられない」思いで参列いたしました。心からご冥福をお祈りしています。