活動報告・レポート
2020年2月29日(土)
新型コロナウイルスの影響
卒業式に関して

新型コロナウイルスの影響で公立高校や小中学校が来週から休校に入ります。その対応のため出勤されている教育委員会の職員の方と対応などに関して話しました。突然の方針に対応していること、子ども達の教育機会を考えることなど大変な状況ですが、その取り組みに敬意を表します。社会環境変化が起きれば、見えないところで誰かが対応しているのです。表面だけではなく、隠れた頑張りを見るようにしたいものです。

このような状況ですが、公立高校は昨日、卒業証書授与を行い形式は異なりますが卒業しています。卒業生の三年間の頑張りに拍手を贈り、これからの活躍を期待しています。

新型コロナウイルスの影響1

また令和2年3月に予定していた和歌山市内の各種イベントも、新型コロナウイルスの影響を考えて主催者の判断で中止を決定しています。県民文化会館で予定していた演奏会やミュージカルなどが中止の連絡を行っています。主催者と話をすると「残念ですが開催した時に何かが発生すればその影響は大きく、特に公的な会場を借りているので、絶対に症状を発生させることは許されないので中止にしました」という話も聞かせてもらいました。

ただ「基本は延期ですが、今年2月の演奏会の延期時期が来年、つまり令和3年3月まで延期することになり、団員が演奏会のためのモチベーションが維持できないでいます。1年も発表の機会がなく延期してしまうと士気が下がってしまいますね。こうなっているのは県民文化会館が空いていないからです。夏から秋にかけて公演が詰まっているので、実施したくても空き日がないためできないのです。

そしてもう一つ問題があります。会場のキャンセル費用が発生していることです。これは主催者都合の延期ではなく、新型コロナウイルスの影響を避けるためであり、天災と同じように不可抗力だと思います。先に会館管理者から『(公演は)どうされますか』と連絡があり、『現在の社会状況から中止を決定したのです』が、それに対してキャンセル料が発生するのはおかしいと思います。国を挙げてイベントの中止を要請している中、県民文化会館として考え直して欲しいと思います」という意見がありました。

今回の中止に伴う県民文化会館のキャンセル料発生に関しては、複数の団体から問い合わせをいただいています。主催の都合ではなくて社会的影響を鑑みた結果の中止であることを考えると、キャンセル料の請求は文化活動を行っている団体にとって酷だと思います。主催者は予算ギリギリで開催しているところが多く、和歌山県の文化発展のために尽力してくれている人であり団体ですから、何もお金儲けを目的として開催しているのではないのです。

県民文化会館の管理者は、主催者の中止に至った苦渋の判断と悔しい気持ち、県内の文化団体は低予算を組んで活文化動していることなどを知って対応して欲しいと思います。

キャンセル料に関してもう少し正確に記すと「開催を延期して県民文化会館を使用する場合、キャンセル料は発生しませんが、県民文化会館を使用しなかった場合はキャンセル料が発生するのです」しかし延期したくても空き日がないので延期できない状況なのです。これらの事情を考えて、特別な理由に該当するとして規定の運用を考えて欲しいと思います。この点は管理者に問いたいと考えています。

和歌山県を拠点として活動している文化団体からの意見を聞かせてもらいました。県民文化会館の管理者は、県内の文化団体と文化活動を支援することが目的だと思います。大変な時だから文化団体を応援する姿勢を持って欲しいと思います。

新型コロナウイルスの影響2

「第13回片桐章浩親睦応援団」会議を行いました。参加してくれた皆さんから新型コロナウイルスの影響の話を聞かせてもらいました。経済的損失への対応が必要だと思います。

1.飲食店経営者1

お客さんのキャンセルが続出しているので売り上げも収益も相当落ちています。この状況が続くと店舗を維持できなくなります。

2.飲食店経営者2

この期間、お店を閉めることも選択肢ですが、固定費の支払いが発生するので、そうもいきません。4月以降も続くようなら考えないといけません。

3.飲料販売店店主

飲食店からのビールやボトルなどの注文が激減しています。見えて落ち込んでいるので厳しい環境です。アルコール飲料は全て仕入れなのでお店で在庫を持つことになります。ですから売っていかないと駄目な仕事なのですが、注文が減少しています。

4.果物店

飲食店の不振に伴い果物の注文も減少しています。ある飲食店からの注文は3分の1ぐらいになっているほどです。これだけ売り上げが減少するのは初めてのことです。

以上のような意見を聞かせてもらいました。経済的損失の影響が大きく、対応が必要だと考えています。和歌山県では売り上げが減少している場合の融資制度を整えていますが、今後の経営にも影響がある事象が発生しているので、更なる対応の必要性を感じています。どこまで対応できるか分かりませんが、皆さんからの意見を受け止めています。