活動報告・レポート
2020年2月24日(祝・月)
和歌山県IRについて
卒業式原稿

令和2年3月2日に和歌山県立高校の卒業式が実施されます。向陽高校の卒業式にお招きをいただいていたのですが、和歌山県内で新型コロナウイルスが発生していることから、極力学校関係者だけに絞って実施することとなり、招待者の出席は見合わせることになります。

そこで卒業式で来賓挨拶として祝辞を述べる予定でしたが取り止めとなり、当日、卒業生に「来賓からの祝辞」として原稿を手交することになりました。

卒業生に伝えたい言葉を原稿として作成しました。後輩である卒業生に、メッセージに込めた思いが伝わることを願っています。

一般質問作成

令和2年2月県議会定例会で一般質問を行います。登壇日時は、3月5日、木曜日の二人目なので、午前10時40分頃からの予定になっています。質問項目は検討しているところですが、令和2年度当初予算案と政策案について知事を始めとする当局と質疑を交わす予定です。

和歌山県IRについて

現在開会中の県議会定例会で多くの新規施策が示されています。その中で「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業実施方針(案)」として提案された概要を以下に記します。

和歌山県がIR区域整備を行う意義と構想などは次の通りです。

1.意義

和歌山県がこの先発展していくためには国内外から観光客を惹きつけ、大きな経済効果と雇用効果が見込まれる成長産業が必要となります。それがIRだということです。

2.構想

和歌山県が有する観光資源を背景としたリゾート型IRを目指すことにしています。スポーツとウエルネスをコンセプトに掲げ、オーシャンフロントの立地と自然や温泉、食文化などを生かし、都市部では体験できない自然志向の楽しみと癒しを提供します。

3.目標

政府の観光戦略の目標である2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円、地方部での外国人延べ宿泊者数1億3,000万人泊などの達成に、和歌山県として貢献します。

  • 地方部と世界をつなぐ新たな観光ゲートウエイを形成します。
  • 関西圏だけではなく、伊勢湾、紀伊半島、四国圏などに存在する観光資源をつなぎ、巡礼や食文化などストーリー性を持つ新たな観光街道を形成します。
  • リゾート型IRならではのMICEビジネスを展開します。
4.事業期間、費用負担
  • 事業期間は40年とします。
  • 原則として実施に要する全ての費用はIR事業者の負担とします。
5.事業者の選定
  • 有識者からなる事業者選定委員会を設置します。
  • 事業者選定委員と優先権者選定基準は募集要項と共に公表します。
  • 選定手順は、参加資格審査、提案審査、優先権者選定の流れです。
6.責任の履行確保とリスク分担の在り方
  • IR事業者の責任の履行確保。
    計画や目標などの達成状況について和歌山県がモニタリングを実施します。
    事業年度の事業計画と事業実施状況の報告書を和歌山県に提出します。
  • リスク分担の在り方
    リスクは実施協定時に特段の定めがない限り、IR事業者が負うことになります。
7.スケジュール
  • 2020年春 実施方針の策定と公表。
  • 2020年春 募集要項の公表
  • 2020年春〜夏 競争的対話の実施
  • 2020年夏 提案審査書類の提出期限
  • 2020年秋 優先権者の選定
  • 2020年秋 基本協定の締結
  • 2021年7月30日まで 区域整備計画の認定申請
  • 2021年秋〜冬 国による区域認定
  • 区域認定後速やかに 実施協定の締結
  • 2022年春 土地の引き渡し
  • 2025年春 IR開業

現時点の見通しとして、以上のスケジュールで進みます。