活動報告・レポート
2020年2月23日(祝・日)
和歌浦美術音楽舞台映像生産工場
和歌浦美術音楽舞台映像生産工場
和歌浦 美術音楽舞台映像生産工場 模写作品

和歌浦に「和歌浦美術音楽舞台映像生産工場」があります。所謂、美術館ですが、偶然にこの場所を訪ねました。そうしたところ知人が総支配人をやっていたので「わぁ、ご無沙汰です」と話したところ「片桐さん、お久しぶりです」と答えてくれました。そして「片桐さんに5年前、無理をお願いして協力をしてもらったお陰で開館することができました。遅くなりましたが、お礼を伝えます」と丁寧に話してくれました。「そんなことがあったんだなぁ」と思いながら展示室に入り鑑賞させてもらいました。総支配人は付き添ってくれて、解説をしてくれたので、楽しく館内を見て回りました。二階にルネサンスの時代の模写作品が展示されていたので、華やかさがありました。

模写作品の主な作者はボッチチェリ、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、カルパッチオなどです。二階にあがるとすぐの場所に「春」と「ヴィーナスの誕生」が展示されていたので、華やかさがあり嬉しくなりました。この二つの作品はフィレンツェのウフィツィ美術館に展示されていて、20歳代の時に鑑賞したことがあります。作品の大きさと華やかさに圧倒されたことを、まるで昨日のことのように思い出します。

和歌浦 美術音楽舞台映像生産工場 模写作品

これらボッチチェリの作品には裸体が描かれています。当時、裸体を描くことはご法度であり、描く作者がいなかったので、ボッチチェリの作品は異端でした。そのため作品が焼かれてしまったという話もあります。今思うと残念なことですが、斬新なものは最初の頃は異端と評価され、社会で受け入れられないことがあります。現代でも同じだと思いますから、良いものは良いと評価できる力を持ちたいものです。

また映像室があり総支配人が「少しだけ時間よろしいですか。片桐さんはスケートボード場の設置に尽力してくれていますから見て欲しいものがあります」と言って、「スケートボード」の映像を放映してくれました。撮影はスケートボードのメッカであるロサンゼルスで、ロスの街を軽快にスケートボードで走っている人達の姿を追っています。

この映像を見れば誰でもスケートボードが好きになると思うほどの作品です。総支配人は「和歌浦もロスと同じぐらい景観美があるので、スケートボードで走ったら、このような景色を見ることができると思います。是非、スケートボードのメッカにして下さい」と話してくれました。

和歌浦にこんな素敵な美術館があることを知り、これからは県外から来てくれた人を案内したいと思いました。本日は、館内を丁寧に案内していただき感謝しています。

展示スペース
株式会社アートネクサス展示スペース

ハルカス7階にある展示スペースを見学させていただきました。株式会社アートネクサスが運営しているスペースで、センスの良さが光っていました。現在は「泉州タオル」などの展示をしているのですが、展示のセンスの良さと企画力の凄みを感じました。「泉州タオル」を日本一にすることを目指した挑戦的な企画は見る人を、この製品にくぎ付けにします。泉州タオルと「キットカット」そして写真家のHASEOさんの写真を組み合わせた展示センスは、言葉ではなく唸らせてくれます。印象も良くなりますし、この製品を買いたと思わせてくれるものです。

そこで「和歌山県の展示をしては如何でしょうか」とお誘いをいただきました。「このスペースで、これまで行政の展示やPRをしたことがありません。和歌山県の観光と特産品などのPRをすれば目立つと思いますよ」と案内してくれました。

このスペースは際立つセンスの良さがあるので、和歌山県観光と物産は訪れる人に深く印象を残すと思います。和歌山県の観光部局と協議を行いたいと思います。

ウインズ平阪さん

和歌山県を中心に音楽活動を続けているウインズ平阪さんのコンサートに行ってきました。平阪さんは60歳を超えて一層パワフルな活動に発展しているように感じました。コンサートは午後5時30分から8時30分までの3時間で、これだけ歌い続ける体力に敬服しています。平阪さんの歌には温かさと優しさ、そして励ましてくれる要素があります。だからコンサートを終えた後は、いつも元気をいただいているのです。

今日のコンサートに関して平阪さんは、ステージから次のように話してくれました。

「新型コロナウイルスが発生しているので『明日は、お客さんは少ないかもしれないな』と昨日のリハーサルの時にメンバーで話していました。でも来てくれるお客さんがいるのだから『思い切りやろう』と話し合いました。皆さんのお陰で僕にとっても思い出に残る、嬉しいコンサートになりました。やって良かったと思っています」

感激のあまり言葉に詰まったところがあり、気持ちが心に届きました。そして故郷和歌山県についても話してくれました。

「和歌山県では新型コロナウイルスが発生しています。『和歌山県だから』という話も聞こえてきますが、和歌山県の対応は凄いと思います。毎日、発生状況を迅速に発表し、隠し事をしていないのですから、更に誇りに思うようになりました。僕たちの音楽がどれだけ和歌山県の応援になっているか分かりませんが、故郷を元気づけられたら良いなぁと思っています。和歌山県は負けません」と力強く話してくれました。

コンサートのステージで和歌山県のことを誇りに思って話してくれる歌手は、それほど多くないと思いますから、平阪さんの言葉に感激して聴いていました。それぞれその分野の人が故郷に誇りを持って語れるなら、和歌山県の将来は良いものになります。

3時間も歌い続ける平阪さんの体力と氣力、そしと故郷を思う心に感銘を受けました。「これからも和歌山県に誇りを持って歌い続けます」と元気に語ってくれました。平阪さん、元気を受け取りました。ありがとうございます。