「依存症セミナーin和歌山」の案内をいただきました。これは薬物依存症からの脱却のお手伝いをしている「ダルク和歌山」が「ダルクヴィレッジ」から講師を招いて和歌山市内で開催するものです。薬物依存症から脱却することを目指して支援活動を行っているのが、全国の「ダルク」です。和歌山市内では「ダルク和歌山」が支援活動を行ってくれていて、この取り組みが評価され平成30年度に和歌山県知事から表彰を受けています。また和歌山県弁護士会からも令和元年12月に「和歌山弁護士会人権賞」を受けています。
これらの表彰歴から分かるように、薬物依存症の方に向き合い脱却するための支援を行っているのが「ダルク和歌山」なのです。
話し合う中で「まだまだ社会から理解されていないことも感じています。でも助けを求めている人がいますから、和歌山県から薬物依存症の人を減らしたいと思いますし、少しでも苦しみを取り除きたいと思います」と話してくれたように、この問題に薬物依存症の皆さんと正面から向き合っています。
「ダルク和歌山」の方が苦しんでいるのは、この活動を理解してくれない人がいることです。社会復帰を目指している人を応援し、再び社会で受け入れられる和歌山県であって欲しいと思います。スタッフの皆さんは、継続して和歌山市内の刑務所にも出向いて講義を行うなどの支援活動をしてくれています。
そんな「ダルク和歌山」の方々が、ペットボトルキャップを集めてくれました。これは「片桐章浩を応援する会」がペットボトルキャップを集めていることを知り、「社会で役立つ活動をしてくれているのですね」と言って届けてくれたものです。皆さんが集めてくれたキャップは、開発途上国の子ども達のための予防接種やワクチンなどを購入する資金となり、これらの国に届けられることになります。
「ダルク和歌山」の活動も「ペットボトルキャップを集めること」も社会で必要とされていますから、この取り組みでも連携を図れていることを嬉しく思います。寒い風が吹く一日でしたが、この話をしている時は暖かく感じました。
お世話になっている事務所を訪ねました。お馴染みのお客さもいて「片桐さん、来てくれたのですね。私達はずっと応援していますから」と歓迎してくれました。言葉一つで、その言葉を受け取った人の心が暖かくもなり、凍えることにもなります。人にとって言葉はとても大切で、使い方の難しいものだと思います。人を励ますのも言葉、人を落ち込ませるのも言葉です。どうせなら人を励ます言葉を使いたいものです。
皆さんの励ましをいただき事務所を後にしました。
世界とビジネスをしていると感じることがあります。それは一度も会ったこともないのにビジネスの依頼が来ることです。その理由は信頼できる相手と仕事をしているので、その相手が日本人の私のことを紹介してくれているのです。
電話やメールや仕事の依頼があった時は話をしますが、私は「誰からの紹介なのか」を重要視しています。私が取引するビジネスの相手は当然、信頼できる人ばかりですが、信頼できる人からの紹介であれば、初めてでもその紹介された人とビジネスをしています。相手も私のことを知らないので、紹介者を信頼して私と取引をしようと思っているのです。会ったことのない国の人とビジネスができるのは、信頼できる人が間に入ってくれているからです。
そして信頼できる人とのつながりがあると、更に信頼できる人を呼んできてくれます。このように良いつながりが生まれるので、ビジネスの機会は増加していきます。信頼できる人とつきあうことが、更に信頼を生み出してくれます。そうすれば、世界の信頼できる人ともつながることもできるのです。