活動報告・レポート
2020年2月4日(火)
ネズミの寓話
ネズミの寓話

ネズミの会議についての寓話を話してくれました。次のような話です。

ネズミが暮らしている家屋に乱暴な猫がやってきました。ネズミの仲間たちは猫に食べられてしまい、仲間は半数まで減少していました。危機感を持った利口なネズミが仲間を集めて言いました。

「このままでは、みんなあいつに食べられてしまって生きていられなくなる。でも僕は良い考えを思いつきました。猫の首に鈴をつけよう。鈴をつけると猫が近寄ってきたことが分かるから逃げられると思うんだ。でも僕はアイデアを出したから、鈴をつけに行くのは他のネズミにお願いするよ。君が鈴をつけに行って欲しいんだ」

指名された体格の大きなネズミが言いました。「僕はみんなよりも力が強いけれど猫と比べたら敵わないよ。大きい僕ではダメなので、仲間で一番すばしこい君が猫の首に鈴をつけてきてくれ」

指名されたすばしこいネズミは「僕は走るのが早くて確かに近づくことができるけれど、猫に近寄る勇気がないんだ。僕よりも勇気のある君にお願いしたいと思う」

指名された勇気のあるネズミは言いました。「僕は勇気があると思うけれど、勇気があるだけであの猫に鈴をつけることはできないよ。知恵のある君が考えてくれないか」

そし知恵のあるネズミは「知恵はあるけれど、成功するかどうか分からないよ。失敗したら猫に近づいたネズミが食べられてしまうよ」と言いました。

結局、アイデアを出したネズミも、体格の大きなネズミも、すばしこいネズミも、勇気のあるネズミも、そして知恵のあるネズミも、みんな食べられてしまいました。この家にはネズミがいなくなったのです。

つまりあれこれ、つべこべ言うよりも行動することが大事なことで、行動しなければ結果は得られないことをこの寓話は教えてくれています。

このネズミの寓話を聞いていると「そんなことはしないよ」と思いますが、振り返ってみると、よく似たことをしていたかも知れません。自分のことは分からないものです。どんな過程だったかを振り返るよりも、どんな行動を起こして、どんな結果が得られたのかをより重視すべきです。

自分を正当化しようとして、つべこべ言っていても次につながりません。不満の残る結果が導かれたと思うなら、あれこれ言うばかりで行動していないことに気付くべきです。

結果から客観的に考える習慣を身に着けておくと、次に生かすことができます。主観で結果を考えると「自分は悪くない。結果が出なかったのはあの人の責任だ」と思うことになります。

ダルク和歌山の話

最近、薬物中毒に関する話題がたくさん報道されています。他人事とは思わないで、身近に潜んでいるかも知れないと思い危険なところに近寄らないことが自己防衛です。そんな話の中から「和歌山県で活動している『ダルク和歌山』のことは片桐さんが県議会で取り上げてくれたので、その存在と活動を知りました。『ダルク和歌山』の皆さんはとても立派な活動をしていると思います。これからも継続して薬物中毒の人を支援できる環境を整えて欲しいと思いますし、行政も活動の支援をして欲しいと思います」と話してくれました。

県議会で「ダルク和歌山」のことを取り上げたことから、その活動を知ってくれる人が増えてきたように思います。和歌山県内でも「ダルク和歌山」のみんなと共に薬物中毒と闘っている人がいるので支援したいと話し合いました。

新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルスの発生と拡大を予防するため、県では「健康危機管理連絡会議」を開催し、現状把握と対応について確認しています。

僕も往来が多い場所に出掛ける時や、公共交通機関を利用する時はマスクを着用しています。