活動報告・レポート
2020年1月16日(木)
オリーブの植樹
議会報告会

今朝から議会報告会を行いましたが、今回は令和2年度の新規、重点政策について、および最近の県政の動きについて説明を行いました。1時間の議会報告でしたが、皆さんがこれからの県政の動きについて理解してくれたと感じています。

最初に和歌山県における再生可能エネルギーの状況について説明しました。これは和歌山県長期総合計画では、再生可能エネルギーの比率を25パーセントにまで高めることを目指しています。そのためにバイオマス発電や風力発電の可能性を模索しているところです。地域に迷惑を掛けるような再生可能エネルギー導入は見込まないで、地域社会と共生できる再生可能エネルギーの導入を目指しています。

続いて和歌山市中心市街地再生などの動きについての説明を行いました。中心市街地の再開発事業は進んでいますから、この次に向けての動きを継続させる必要があります。地元の意向と予算措置などの問題がありますが、可能性のある取り組みについて説明を行いました。和歌山県の活性化に向けて積極的な取り組みを紹介しました。

オリーブの植樹
オリーブの植樹

チュニジアのモハメッド・エルーミ特命全権大使とファタヒ・ジュラシィ参事官、「さくらインターナショナルグループ・ジャパン」の杉山敬子代表を始めとする皆さんと共に和歌山大学構内にオリーブの木を植樹しました。チュニジアからの贈呈されたオリーブの木は平和の象徴で、両国の友好関係の証となるものです。大使館、さくらグループ、そして和歌山大学などの関係者と共に記念植樹を行うことで、今日から未来につながる関係が構築できたと思います。

チュニジアは人材こそ国の繁栄につながると政策を打ち出しており、国費留学生を日本にも送り出しています。アフリカ諸国の中では国費留学生の人数が多いのは、人材育成が国の将来につながることを確信しているからです。日本に来ているチュニジアの学生も多く、これを機会に和歌山大学ともさらに深い関係が築けたので教育面での交流も期待できることになります。

昨日の知事や和歌山市長、そして和歌山商工会議所との懇談を通じて、政治的、経済的、民間企業との交流について意見交換を行いましたが、大学との意見交換によって教育面での交流機会も生まれることが期待できます。

チュニジア共和国訪問団

モハメッド大使からは「二日間の日程を決めるのは大変なことだと思っています。そのためにご努力をしていただきました片桐さんに感謝しています。是非、大使館に来て欲しいと思いますし、友好の証、そして両国の交流を図るためにも本国にも来てくれることを待っています」と話をいただきました。

わずか二日間、共に行動をしただけですが、強い絆をつなげられたと感じています。昨日の知事、市長、商工会議所の表敬訪問は勿論のこと、昼食をご一緒したことから更に話が弾み、今日の授業前の再会と授業を聞かせてもらったこと。加えてオリーブの木の記念植樹を行ったことで、特別(great)な二日間になりました。

今回、オリーブの木の寄贈を受けたのは、チュニジアに桜の木を植樹したことがきっかけです。和歌山県からチュニジアに赴き、平和の証としての桜を植樹したことで交友関係が始まりました。

この活動がなければチュニジア大使が和歌山県を訪れてくれることはなかったと思いますし、今回の植樹の機会もなかったと思います。大使の言葉を借りるなら「wonderful opportunity」となります。これまでの行為によってこのような素晴らしい機会を得ることができたのです。この「opportunity」を大切に継続させたいと思います。

チュニジア共和国訪問団

再び大使からの言葉ですが「片桐さんの親切な行動によって大切な二日間となりました。和歌山県で得た成果をこれからに生かせると思います」という話に心が喜びました。来県するまでは誰だか分からなかった大使ですが、初日に会って明るくて話しやすい親切な方だと分かりました。そして今日も信頼関係を築けたことが分かる言葉で話し合うことができました。

チュニジア大使館の皆さんと過ごせた素晴らしい二日間となりました。改めて皆さんに感謝しています。

またチュニジアに桜の木を植樹してくれたことから和歌山県との交流機会を作ってくれた「さくらインターナショナルグループ・ジャパン」の皆さんにも感謝しています。皆さんの平和の世界を創ることを目指した、アフリカの国に対する桜の木の植樹が国際交流へとつながっています。

このきっかけがあったからこそ、この二日間がありました。改めて感謝する次第です。

チュニジア モハメッド・エルーミ特命全権大使 和歌山大学授業

またモハメッド大使が和歌山大学で授業をしてくれました。「チュニジアの歴史と産業、観光資源、そして和歌山県との関係、日本との関係」について講義をしてくれました。英語での授業でしたが、学生にとっても又とない機会になったと思います。

授業の中でハンニバルの言葉を紹介してくれました。「道が見つからない時があります。道が見つからない時は道を造らなければなりません」という言葉です。人生の道は誰かが用意してくれるものではなく、自分で作らなければ自分の前に道はありません。道がないから歩かないのではなくて、道がなければ自分で作る気概を持って生きたいものです。

和歌山大学

たった二日間でしたが、心に残る二日間でした。今回、和歌山県を訪問してくれたことを心から感謝しています。次回、再び特命全権大使を始めとする皆さんと会えることを願っています。