新春恒例の和歌山市消防出初式に参加しました。消防局、消防団、婦人防火クラブ、事業所自衛消防隊などの皆さんが参加して、新春の式典を意義のあるものに、そして華やかにしてくれました。消防関係者の方々は年末年始も和歌山市の安心と安全のための見守りをしてくれていました。心から感謝申し上げる次第です。安心と安全は、私達の知らないところで、誰かが守ってくれています。社会は役割分担をしながら秩序と安全を保っているので、平穏な日常生活を過ごせていることに感謝しています。
令和2年が平安な一年になることを祈念して式典を終えました。参加者、関係者の皆さん、お疲れさまでした。
和歌山県隊友会の新年会に参加しました。毎年恒例の行事ですが、特に近年は国防を意識する機会が多くなっています。隣国間との緊張、アメリカとイランとの紛争など、わが国にとっても関係する外交、防衛問題なので、国を護ることを意識しています。
特にアメリカとイランの紛争は中東諸国も巻き込む恐れがあり、石油資源を中東に頼っているわが国にとって、ホルムズ海峡での紛争や海峡が封鎖されることになれば、経済失速は勿論のこと、国情が不安定になり混乱することは必至です。紛争が発展しないように、そしてこの問題が平和裏に収まるように動く必要があると思いますし、決して戦争に発展することがないように、わが国が果たすべき役割があると思います。
また中国や韓国との関係においても、政府間では依然として緊張状態が続いています。地方や民間での交流は行っているものの、両国間で友好関係を築くには、まだまだ長い時間を要すると思います。空と海、両方の防衛の観点から自衛隊が果たしている役割は大きく、航空自衛隊のスクランブル発進なども含めて、私達の知らないところで国防の任に当たってくれていることに感謝しています。
隊友会は元自衛隊員と自衛隊活動を支えるメンバーで構成されていますから、国防の問題を他人事と考えないで、自分たちも国家安全に務めてくれている自衛隊員の活動の事実を知り支援することを目的としています。
本日、隊友会から提案された計画案があります。それは「龍神村殿原地区での慰霊祭において、自衛隊航空機を使用して献花を行うことの提案です。この慰霊祭は1945年5月5日にアメリカ軍機のB29が龍神村に墜落した時、住民が遺体を集めて手厚く埋葬し、生存者を救出した歴史の出来事です。戦争中にも関わらず敵兵に対して、人道的対応を行ったこの和歌山県民の行動は世界に例のないような事実であり賞賛すべきことだと思います。
この時のアメリカ軍の犠牲者を弔うために、龍神村では毎年、慰霊祭を挙行しているのです。今年75年目の年を迎えます。隊友会として和歌山県と共に献花を実施したいと計画案を整え、できることなら実現させることの提案がありました。
和歌山県民の平和を思う心を全国に伝えるためにも、知事に提言を行い、この企画を実現させたいと話し合いました。
東京から上野敦子さんが和歌山市に帰って来てくれました。令和元年12月県議会一般質問で取り上げた「宇宙教育」を民間企業の力も借りて動かすことを話し合いました。全国に例を見ない「JAXAスペースティーチャーズ和歌山」の活躍による高校生の活躍も素晴らしいので、この活動をアピールすることと発展させることを目指すことも協議しました。
10年も前から「宇宙教育」に取り組んでいることは誇れることですし、教育が将来の故郷に必要なものだとの認識の下、具体的に活動してきた和歌山県の教育は素晴らしいと評価されています。「JAXAスペースティーチャーズ和歌山」の教師は10年間継続した活動をしてくれていますし、多くの生徒の宇宙への関心を導いてくれています。「JAXAスペースティーチャーズ和歌山」が指導する高校生は「缶サット甲子園」で全国の強豪校になっていますし、全国制覇、世界大会にも出場を果たしています。そして和歌山県大会の切磋琢磨の様子を知り、レベルが高い高校生がしのぎを削っていることを頼もしく思います。
この全国に誇れる「宇宙教育」と「エデュケーションツーリズム」の実現を目指し全国に誇れるものに仕上げたいと考えています。
そして元JAXA役員の上野精一さんが生前、作詞した「宇宙(そら)へ」の音源もいただきました。この歌は、上野さんの宇宙への思いと熱意ある取り組み、そして次の世代に託すことを伝えてくれているようです。この精神を生かせるよう活動を続けます。