活動報告・レポート
2020年1月7日(火)
新年の挨拶
新年の挨拶

本日も皆さんと新年の挨拶を交わしました。社会が本格的に動き出している空気があり、令和2年が始動していることを感じることができました。

各事業所を訪問させていただいた時にそれぞれの職場で挨拶をいたしました。挨拶の内容は各職場によって異なりますが、概ねの主旨は次の通りです。

新年おめでとうございます。新しい年も動き始めていますが、和歌山県も将来の発展に向けて動き出しています。大型のプロジェクトとして民間ロケット射場建設や南紀白浜空港の国際線ターミナルの建設があります。この二つの事業は令和3年度にスタートする予定で進めているもので、経済効果と雇用確保が図れ、観光客の増加や波及効果が期待できるものです。それに合わせて高速道路の延伸と整備も進めているので、紀南方面への移動の利便性が格段に良くなりますから、観光、防災、そして経済面で、これらの新しい政策と共に相乗効果が見込まれます。

そして統合型リゾートの誘致もあります。国では全国で三か所をIR地点として認めることにしていますが、和歌山県では和歌山マリーナシティを候補地として立候補の準備を進めています。国の基本計画を受けて事業者選定し資料作成に着手し、今夏に向けて立候補をする予定にしています。その後に審査がありますから決定までの期間を要しますが、来年の夏頃には三か所の地点が決定される見込みです。和歌山県がその中に入れるように取り組みを進めているところです。

既に北海道は立候補を断念していますし、千葉市も立候補を見送ることになりました。大阪府や横浜市、そして長崎県などと競うことになりますが、和歌山県も立地条件や周辺観光との組み合わせなどの面からも相応しい都市として他の府県に劣っていないと考えています。

特に雇用と経済効果が期待できるので、和歌山県の将来のために誘致の実現を目指しているところです。決定までに2年の時間を要しますが、民間ロケット射場と南紀白浜空港と共に統合型リゾートが実現すれば、空港国際線との連携や民間ロケット射場観光との連携など、和歌山県を舞台としたリゾート構想が膨らむことになります。

和歌山マリーナシティは関西空港に隣接していること、和歌山県内に空港がありプライベートジェットの就航が可能なことなど他の地域にない利点があるので、和歌山県を挙げて取り組んでいるところです。

これらのプロジェクトは直接的な経済効果に加え、和歌山県内で事業をしている私達にとっても大きな効果が期待できます。つまりこれらの事業推進に関わる仕事が増えるということです。

将来とも地元の皆さんと共に発展できるプロジェクトになることを考えながら、県政を進めています。今年一年が素敵な年になること、そして来年に向けて動きのある年になることの期待を込めて挨拶といたします。本年もどうかよろしくお願いいたします。

その他

訪問した先の皆さんから意見をいただきました。

  • 今月の「日経トレンディ」で愛媛県松山市は移住したい都市の第一位に選ばれていました。松山市は四国の地方都市のイメージがありますが、都市から移住したい市に選ばれていることは素晴らしいことだと思います。同じく和歌山市も選ばれていましたから、もっと都会から移住してもらえる取り組みを進めて欲しいと思います。人口減は解決すべき大きな課題ですから、和歌山市への移住促進を期待しています。
  • 統合型リゾートは大阪があるから和歌山県が選ばれることは難しいと思っていました。両都市が選ばれることを期待しています。
  • 和歌山県には30歳代の男性が少ないように思います。これから社会を支えていく世代の層が薄いことは将来の不安材料です。人口構成が適正なものになるように、説明してくれたプロジェクトを実現して欲しいと思います。
  • 国の借金の将来への不安があります。国は1,000兆円を超える借金がありますから、返済できる能力のある間に借金を減らす計画を示して欲しいと思います。