活動報告・レポート
2020年1月1日(祝・水)
新春拝賀式

令和2年を迎えられたことお慶び申し上げます。皆さんにとって素晴らしい一年になることをお祈りしています。

さて元旦恒例の新春拝賀式に参列しました。これは新しい年を迎えて気持ちが引き締まる式典です。毎年、元旦の日に挙行されているこの式典は、自然からいただいている恵みと平和な日本が続いていることに感謝しています。春夏秋冬が巡ってくる美しい日本、太陽の恵みを受け豊かな自然環境ある日本。そんな当たり前のことを当たり前と思わないで感謝する気持ちを抱かせてくれるこの会に感謝しています。

式典において挨拶の機会をいただきました。

皆さん、新年おめでとうございます。今年も皆さんと共に、穏やかな新春を迎えられたことをお喜びいたします。

さて、令和2年のお正月を迎えるに際して、昨年暮れに竈山神社の清掃を行いました。いつもは落ち葉の清掃を行うのですが、今年は境内のドングリを拾って欲しいと依頼があり、「ドングリならいつもより簡単だ」と思っていたのですが、鳥居をくぐると参道には玉石が隠れてしまうほど大量のドングリが落ちていました。「これは凄い状態だ」と思って拾い集めました。

宮司さんに尋ねると「お正月の参拝のお客さんが滑って躓かないようにドングリを取り除く必要があったのです。特に女性の参拝される方や和装の方は草履を履いていることから、ドングリに草履を乗せてしまうと、ビー玉の上に草履を乗せたような感覚で転がり、滑ってしまう危険性があるのです」。事前に取り除くことで危険を回避しようと宮司さんが思っての依頼だったのです。

今日、初詣のお客さんがたくさん来ていると思いますが、安全に年の初めのお願いをされていることと思います。少しはお役に立てたかなと思っています。

その竈山神社は、皆さんご存知の通り、初代天皇の神武天皇の長兄である彦五瀬命が祀られている神社です。長兄はこの地で命を落としたことから、竈山神社でお祀りされているものです。

ところで神武天皇のことは日本書紀に記されています。この日本書紀は日本に伝存する最古の正史で西暦720年に編纂されていますから、令和2年が編纂1300年の節目の年になっています。

江戸時代の国学者である本居宣長が「日本書紀」や「古事記」の研究者として名高いのですが、紀州にも関係しています。一時期、紀州藩にも使えたこともあり、宣長の養子である本居大平は紀州藩に仕え、侍講、つまり君主に仕え学問を講義していました。このようにわが紀州藩の和学は、本居宣長親子に深く関係しているのです。

このように日本書紀編纂1300年を迎えている記念すべき元日ですが、令和になって初めての新年を迎えている時にお話しできることを嬉しく思います。新春の拝賀式、竈山神社にお祀りされている彦五瀬命、そして日本書紀編纂1300年など、歴史ある和歌山県が節目の年に飛躍するために、これまでの歴史を知り大切に扱いたいと思います。

令和2年の目標は、命を与えてもらっていることに感謝し「生きる」ことにしていますが、正に元日の今日、わが国の歴史を感じ「生きる」ことを意識しています。そのため災害に強い和歌山県、そして強い郷土を築くことを目指したいと考えています。昨年、国とも連携を図りながら故郷が、そして私達の暮らす地域が安全で安心できる環境を整えていくことをお伝えして新年の挨拶といたします。

今年も良いお年になりますように。ありがとうございます。

以上の主旨の挨拶をさせていただき、拝賀式を皆さんと共にお祝いしました。令和2年も、私達の思いと行動によって素晴らしい一年になることを期待しています。