活動報告・レポート
2019年12月18日(水)
県議会

県議会は「平成30年度の決算の認定について」の採決が行われました。決算委員会の報告を受け採決を行い、賛成多数で可決されました。これによって平成30年度和歌山県の決算は承認されたことになりました。令和元年県12月議会は明日の採決を残すだけとなりました。

本日可決された議案は次の二件です。

  • 議案第163号 平成30年度和歌山県歳入歳出決算の認定について
  • 議案第164号 平成30年度和歌山県公営企業決算の認定について

さてエネルギーに関わるものなど県政の課題について問い合わせがあるので、以下に和歌山県の考え方を記載します。

【太陽光発電について】

「和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例」があり、認定可否を判断することにしています。また市町村では、和歌山市、橋本市、新宮市、古座川町で太陽光発電に関する条例が制定されています。

ただ出力50kW未満の太陽光発電事業に関しては、市町村で地域の実情に応じた対応をしていると考えており、市町村から相談があれば助言、協力していくことにしています。

県としては県条例の適切な運用と共に、市町村と連携を図りながら県の環境に相応しい太陽光発電の普及を進めていくことにしています。

【風力発電について】

和歌山県では「風力発電に係るゾーニング事業」を進めています。これは平成30年度から令和2年度までの三ヵ年環境影響評価に係るゾーニング実証事業を行っているものです。

この事業は、事業計画が立案される前の段階で県が主導して関係者との協議の下、再生可能エネルギー導入を促進しうるエリア、環境保全を優先するエリアなどを設定するゾーニングを促進するものです。

ゾーニングを踏まえた事業計画が立案されることにより、地元理解、環境アセスメントの審査期間の短縮、調査期間の効率化、短縮化が見込めることになり、風力発電の円滑な導入の促進を図るものです。

洋上風力は全国的に注目を集めていまし、和歌山県としても本ゾーニング事業によって可能性を求めています。公表時期は令和2年になる見込みですが、適地性や地元理解が得られる場合は検討の可能性はあると思います。

青森県では国内最大級の洋上発電の建設を計画しているようですし、外資系企業も日本での洋上風力事業に進出する話も聞こえています。今後の動向を注目したいと考えています。

【外交史料展について】

外交史料展「外交史料と近代日本のあゆみ」展を無事に終えることができました。

外交史料展

令和元年11月2日から12月15日までの長期間、和歌山県立近代美術館で開催したこの展示会の入場者数は速報値ですが約5,800人と報告を受けました。同美術館での企画展としての入場者数は多く、この企画は成功だったと評価しています。

大人は勿論のこと、フロアレクの機会を設け多くの学生にも鑑賞してもらうなど、和歌山県の文化事業として誇れる事業になったと思います。今回の開催にこぎ付けた思いと、この実績を今後の和歌山県文化事業にもつなげていくことを期待しています。

関係者の皆さん、協力してくれた皆さんに深く感謝しています。