活動報告・レポート
2019年12月6日(金)
宇宙教育について
宇宙教育について

「宇宙教育」を議会一般質問で取り上げることにしています。僕は何人かの方に「上野さんは和歌山県が生んだ現代の偉人です」と、これまでの功績と真の日本人であることを話しています。そうしたところ一人の方から意見をいただきました。

「故上野精一様が 大自然、日本、宇宙を結んで下さった現在の偉人として和歌山県を始めとする多くの方々に、お知りいただけることを祈念致します」というものです。

心で話したことが、相手の方の心まで届いていると感じて嬉しくなりました。

陸奥宗光元外務大臣は日本外交に誇りを持って不平等条約改正を成し遂げています。和田勇さんは日本が世界に認められるためには、東京オリンピックの誘致を成功させなければならないと思い行動し、「東京にオリンピックを呼んだ男」と言われています。

そして上野精一さんは、この方が伝えてくれた言葉の通り「大自然、日本、宇宙を結んで下さった現在の偉人」だと思っています。

古今を問わず、故郷の偉人の功績を知り、次の世代に語り継ぎ、そして故郷の偉人を誇りに思えることが教育であり、故郷を誇りに思うことになるのです。故郷に誇りを持てないような教育は真の教育ではないと思いますから、故郷の偉人のことを知り、知った人が語り継ぎたいと思います。

また上野精一さんの功績と精神を知った方から、次のような意見もいただきました。

「『和』の根っこが『情緒』です。真、善、美、思いやりの源…これ感じることができる日本人独特の感性を『情緒』といいます。

花を見て『綺麗だな』と思うこころが『情緒』です。最近の教育にはここが欠けています。

『情緒』を感じる青少年でなければ、『情緒』を教えておかなければ、正しい『宇宙教育』は理解できません。これをしっかりとしていなければ、本物の人材を生むことはできません。

故郷の偉人である、数学者の岡潔博士は、“数学から自然、宇宙(その中に天皇、日本の存在を一つとしています)を結ぶものを『情緒』”と表現しています。現在は、ただの高度数学博士という扱いですが、岡潔博士は数学からこころの源である『情緒』を見出した感性の偉人です」という意見です。

たくさんの故郷の偉人が登場していますが、そんな人たちが故郷の格を引き上げてくれているのです。

明治外交、東京オリンピック誘致、宇宙教育、そして数学。挑んだ分野は違いますが、共通していることは日本人としての誇りを持っていたことと、「何があってもやり遂げると」いう使命感です。

この精神性を学ぶことが故郷教育であり、子ども達に伝えるべき心です。現在、和歌山県立近代美術館では外交史料展を開催していますが、ここで日本の歴史を変えた本物の外交史料に接することができます。本物が持つ輝きを見て、ここに携わった人たちの息吹を感じることで日本人の誇りと精神性を学ぶことができます。

同じように「宇宙教育」を実践していくことで日本人としての心を学び、和歌山県からロケットが打ち上げられることを誇りに思えるのです。ロケットと言う素材を大事に育てあげ、宇宙教育に生かしたいと思います。それこそ偉人が残してくれたものを生かすことであり、偉人から学ぶべきことなのです。

 
キリン会

異業種交流会「キリン会」に参加しました。今年最終の「キリン会」は参加した皆さんが、自社のPR、個人のPRをしながら会を進めました。それぞれの会社の新鮮な情報や製品情報を聞かせてもらったことは参考になるものでした。

僕からは開会中の「外交史料展」の案内と、主な県政の動きについて説明を行いました。和歌山県にとって2年後の令和3年は飛躍の年になります。県政は目指すべき目標を掲げて動いていますから、皆さんにも知っていただき期待してもうことができました。