活動報告・レポート
2019年12月3日(火)
県議会開会
県議会開会

令和元年12月県議会定例会が開会し、知事から議案の提案がありました。この中に「IR推進不動産購入」の債務負担行為の議案があります。債務負担行為は76億8,601万9千円の金額です。これは、IR事業者の選定にあたり、どの事業者でも同じ条件でIR区域として申請予定の土地を取得できるよう、区域認定された場合に和歌山県が区域内の民有地を購入するための予算額を設定するものと説明がありました。

この土地は和歌山マリーナシティを指しますから、和歌山県としてIRの公募に応じる用地はこの場所で考えていると言うことです。

また令和2年度の新政策についても説明がありました。

  1. 子供を安心して育てる環境を充実する取り組み。
  2. 和歌山県における働き手を確保する取り組み。
    • 高校生、大学生の県内就職の支援を行うこと。テレワークやワーケーションの推進を図ることを計画しています。
  3. 新産業の創出、先端技術の導入を加速化する取り組み。
    • 小型ロケット射場を核とした誘客促進と宇宙産業の振興。
    • 統合型リゾートの誘致の実現。
    • ICT企業の誘致と促進など、チャレンジャブルな新産業の創出に取り組むことにしています。
  4. 県民の命と暮らしを守る取り組み。
    • 全国トッブクラスの防災対策の推進と、プラスチックゴミ対策の強化などを進める計画です。
  5. 地域の魅力を高める取り組み。
    • 道路網の早期整備を推進し、人とモノの流れを活性化させていきます。

以上の項目立てを行い、予算化した後に具体的な新政策を進めることになります。

本議会終了後、主な新政策について説明を受けました。

説明を受けて、僕からは水素社会実現に向けた取り組みについて確認しました。

県ではエネルギー供給源の多様化と低炭素化に貢献する水素社会を実現するため、県民の理解醸成などの水素利活用拡大に向けた取り組みを推進することを新規政策として掲げています。

この点に関して工業団地に水素供給基地を設置し、同団地内の企業のサプライチェーンを築くことも検討も行っているのかなど、和歌山県として取り組むべき水素社会に相応しいものかを確認しました。ただ現時点では、どこまでを視野に入れるのか未確定となっています。水素ステーション設置だけに留まらず、水素供給体制を整えるなど地域全体に好影響のある政策に仕上げて欲しいと考えています。

もう一点が、南紀白浜空港の国際線ターミナルビルの整備に関して確認しました。

2年後に国際線ターミナルビルを設置する限りは、国際線の発着が実現するように県が運営事業者を支援してくれることを期待しています。

南紀白浜空港の取り組みは空港だけが賑わうのではなく、南紀全体に観光客が訪れて経済効果を及ぼすように考えていることから、県も協力して欲しいと思います。

以上のような意見交換を行いました。

また本日、議長宛に一般質問の通告を行いました。12月11日、水曜日の午前10時から登壇する予定になりました。皆さんの応援をお願いいたします。

県議会予定