和歌山市内の和泉山脈の南側用地で計画がある太陽光発電に関して、「安全確保の面、災害への対応の面から不安があります。加えて事業者からの地元への説明が不十分で信頼がおけない」という理由のため、和歌山県に慎重に審査して欲しい旨の申し入れと署名の提出がありました。
これは当該太陽光発電計画がある地元自治会の皆さんが、和歌山県を訪ねてくれて所管部に申し入れを行ったものです。地元の皆さんの不安を解消するために事業者は説明を尽くして欲しいと思います。しかし実態は説明が不十分な状況にあるようですし、昨今の予想を超える自然災害の発生から不安感が増していることへの説明が果たせていないようです。
「人間が行うことに対して絶対安全ということは言えないだろうが、生命や財産を脅かす危険性のあるものに関しては絶対安全と言えるようになるまで説明責任をして欲しい」という意見をいただきました。
地元に受け入れられない事業計画はあり得ません。地元同意、地元の皆さんが不安を解消でき事業者と共生できる関係になることが求められます。そんな状況にないことから、計画に対して地元の皆さんは不安を抱いている訳です。
事業者からの申請書類を和歌山県が受理した後は公開縦覧が開始されます。その間に計画に対する疑問点や不安な点の意見を提出することになっていきます。県の審査会では地元の皆さんの意見を聞いて事業者に見解を求めるなどして審査を進めることになります。
このように地元の皆さんの意見を聞きながら審査会では審議を行うことになりますから、計画に対する意見の提出をお願いしたところです。
現場は常に動いています。現場を見ることで変化が分かりますから、一か月前と今とでは現場の状況は違うことも知っておきたいことの一つです。また事業者の説明会に参加して説明を聴くことで地元の皆さんの思いや空気を感じることができます。事業者の公に向けた説明会の姿勢も感じることができますから、実際に説明を聴くことも判断するに際して大切なことだと感じます。
以前、ラジオ沖縄で「ドリームレター」という番組が放送されていたそうです。その番組に関わっていた方と懇談する時間があり「和歌山県でも子ども達に夢を与えるためにも、行き場所のない子ども達にできることを実行できるような番組を作って放送したいですね」という話を交わしました。
沖縄県で実現したこの企画を和歌山県で実現するためにはハードルがありますが、沖縄県ができたことを和歌山県が乗り越えられないことはありません。企画を組み立てて実現できるような行動をすることに関して協議しました。
子どもの貧困問題、子どもシェルターの必要性、児童養護施設の課題、医師や弁護士、児童相談所との連携などの課題についても話し合いを行いました。
「片桐章浩を応援する会」主催の議会報告会を行いました。今回が82回目となり、みんなで「いよいよ100回目が見えて来たね」と笑顔で話し合いました。月1回の頻度で開催していますから、令和3年中には100回目を迎えることになります。目標を掲げ、見えてくると楽しくなってきます。
さて今回の議会報告内容は次の項目です。
- 南紀白浜空港サポーターズクラブの説明と案内について。
- 外交史料展の進捗状況について。
- 串本町でのロケット射場計画について
- 和歌山県のIRの取り組み状況と見通しについて。
以上4項目について、特にロケット射場とIRの選定に向けた今後のスケジュールと見通しについては詳しく説明を行いました。報告会は午後7時から午後9時20分までで、説明の後に質疑応答を行い締め括りました。
和歌山県に未来を感じてもらえる政策の話をしたことから、「和歌山県の将来に期待が持てますね」と感想を聞かせてもらいました。
要望として、令和3年に和歌山県で国民文化祭が開催されることから「和歌山県かるたを作成してはどうでしょうか」という意見をいただきました。
県内外から大勢のお客さんが来られることから、和歌山県の歴史と文化を知る機会、知ってもらえる機会となるので、各地域に伝わる逸話や物語、偉人や観光名所などをかるたにして子ども達や私達県民が文化に親しめる取り組みにして欲しいというものです。楽しいアイデアなので検討してみます。