文化人と話をしている時「講演活動をしている時、場所によって熱量が高くなるところもありますし、熱量が下がるところもあります。例えば、○○に行くと熱量が下がったような気がするのですが、ここに来ると熱量が高くなったように感じるのです」と話してくれました。なるほど、と理解できる話です。
場所によって熱量が上下するのは、その場所にいる人の集団の熱量の差だと思います。熱量の高い集団の場所で講演すると気持ちが高まっていくので話の内容も優れたものになっていきます。逆に熱量の少ない集団の場所で講演をすると話の内容が低下していくのです。
聞く人の姿勢によって話の内容が変わってしまうことがあるので、「今日の講演はつまらなかった」と言うのは聞く人の姿勢に問題がなかったか考えてみたいと思います。講師が悪かったこともありますが、講師の力を発揮できないようにした原因が聞く側にあったかも知れません。
人の力を吸収していくような熱量の高い集団の実力は伸びていきますし、熱量の低い集団はいつまでもそのままです。
また地方自治体によっても「熱量に有意な差がある」と感じていることを伝えてくれました。やる気に満ちている地方自治体では、職員さんと話をすると熱量が高いことを感じ、話はどんどん展開していきますが、熱量の低い地方自治体で担当者と話をしてもやる気が失せていくことを感じることがあります。担当者の熱量の量が地方自治体の熱量の量となっているのです。
地方自治体の熱量が低下していると、そこは元気のない県であり市だと印象がついてしまいます。ですから担当者は地方自治体を代表しているという意識を持って、来庁者と向かい合って欲しいと思います。熱量の低い地方自治体には人は集まりませんし、良い企画の提案があっても実現は叶いません。
時間×関わる人×熱量=成果。そんな公式があるように感じました。成果を得るためには、それに掛ける時間と関わる人が必要ですが、熱量が小さければ成果が小さくなることを感じるべきです。逆に熱量が高ければ時間も関わる人も少ないとしても、熱量に応じた成果を得ることができると思います。
ですから人としての熱量を高めることで、集団としての熱量も高められていくのです。熱量の差が意欲の差、行動の差、そして仕事の差と成果の差になって現れるからです。熱量の低い和歌山県、和歌山市、そして組織だと思われることのないようにしたいと思います。
- 12月に和歌山市内で講演の依頼をいただいたので、時間配分と内容などの打ち合わせを行いました。これから話す内容を決めていきたいと思います。
- 11月27日に滋賀県で講演会の依頼があり、受けさせていただいています。その資料ができたので主催者にメールしてから話を交わしました。期待に応えられるように話してきたいと思っています。
- 和歌山県では不幸な猫をなくす取り組みをしています。先般、地域猫に関して、地域で発生した問題解決に尽力してくれました。更に地域の皆さんの理解を高めてもらうため講習会をしてくれることになりました。仕事とは言え地域の課題解決のために尽くしてくれている皆さんにお礼の言葉を伝えました。
- 昨年、国際舞台で活躍した方と懇談機会をいただきました。とてもお忙しい中、時間を作ってくれたことに感謝しています。