事務所を訪ねるとその皆さんが衣料の折りたたみの内職をしていました。オーナーは「近いうちに障がいの方々を雇用したいと思います。仕事に就くことで社会参画の素晴らしさを伝えたいと思います」と話してくれました。元々、作業所の運営をしていたこともあり、再び、開所したいと伝えてくれていました。現在、事務所の隣接に作業所を開設したいと準備を進めているので、想いが実現できることを応援しています。
それにしても内職は懐かしい響きです。今では聞くことが珍しくなっていますが、ずっと以前は内職をしている人もたくさんいました。今では少なくなっているように思いますが、内職を通じて社会に貢献しようとする皆さんを応援しています。
南海トラフの巨大地震と津波到来に備えて、沿岸部の市町では役所や公共機関の移転を検討しています。災害発生時には役所の災害非常対策本部から指示を出すため、安全な場所、高台に移転を検討することは当然のことです。
その観点から「和歌山県で沿岸部に位置している公立高校や公立中学校も巨大地震で津波が発生すれば被害を受けると思いますが、移転などの対策は検討されているのでしょうか」という問い合わせがありました。生徒の生命を守り安全を確保することは教育委員会として当然の役割ですから「予算措置の必要はありますが、危険な場所にある公立学校は移転や津波対策も含めて検討していると思います」と答えました。
危険な場所に位置している学校からも、そして保護者からは津波対策の話が出ていると思いますが、学校の高台移転など安全対策について調査が必要だと思います。
学校生活における生徒の安全を願う保護者の意を受け取ったので、教育委員会に諮りたいと思います。
和歌山県で明日開会する「ねんりんピック」の話をしている時「和歌山県の高校生のクラブでは、団体競技に人が集まらないので層が薄く全国大会では苦戦しています」と話がありました。この話の元になっている競技の団体戦は5人の選手が必要ですが、選手5人が揃わない高校もあるそうです。もし選手が3人であれば、戦う前から2敗していることになり、3人が勝たない限り、次に進めないそうです。仮に一人の個人が強かったとしても、団体戦では敗退することになります。
このような状況で和歌山県予選を勝ち抜いた高校が全国大会に出場しても、「激戦を勝ち抜いてきた他府県の高校に勝つことは難しい」と話してくれました。
確かに少子化のため、公立高校の中には団体競技のクラブは廃部しているところもあります。
和歌山県では競技力向上の取り組みを行っていますが、団体競技の場合は強化することの難しさを感じる話でした。
研修会の打ち合わせをしていました。参加予定の方と話をしていると「何歳になっても勉強することは大事だと思います。学生時代と違って、社会で生きる私達は社会問題を知る必要があります。社会問題は現地に行って実際の現場を見ること、現地で働く人の話を聞くことで分かることがあります。だから報道や現場に関係のない人の意見、例えばインターネットの声などを聞くのではなくて、現地に行くことが大事だと思います。だから社会問題は、現地を知らないことには意見を言えないので行くことにしています」と話してくれました。
現場を知ることで分かることがあり、現場で話を聞いて肌感覚として理解できることもあります。だから社会問題を扱うには、現場を訪れることは大事なことです。