現在、90歳を超えて現役で活躍している会長と懇談の時間をいただきました。会長の大切な時間を共にさせていただいたことに感謝しています。その中で「私が経験したことですから役に立つかどうか分かりませんが・・」と前置きをしながら話を聞かせてもらいました。
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お金は感謝と共にある。
お金だけを追いかけても、お金を使うだけでも有効なものにはなりません。お金を使う時は感謝と共に使うこと。対価としてお金をいただくときも感謝の気持ちと共に受け取ることが大事なことです。お金は仕事を通じて社会に貢献した時に受け取れるものであり、人のお役に立った時に感謝の気持ちとしていただくものです。お金は常に感謝の気持ちと共にあることを覚えておいて欲しいと思います。きっと事業はうまく行きますから。
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お金には力があります。
使い方を間違わないようにしなければなりません。昨今、報道されているようにお金に関わる事件は後を絶ちませんが、これはお金の力を証明していると思います。お金には力があることを覚えておいて、その力を正しく活用することが大事です。
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徳のある人とつきあいなさい。
徳を持っている人と付き合うと徳をいただけます。それは、徳は簡単に得られるものではないからです。徳を得るためには「世のため、人のため」に尽くすこと。社会に貢献した総量が徳の大きさとなって返ってきます。徳を持っている人は何年と言う長い時間をかけていますし、社会には大きな貢献を尽くし、人に対しては親切に接している人ばかりです。そんな人が徳を持っている人ですから、徳を持っている人とつきあうようにすること。そして自分も徳を持てるように「世のため、人のため」になるような考え方を持ち、行動をして欲しいと思います。
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徳のある人の行動を観察すること。
徳のある人は徳が得られるような行動をしています。勿論、行動の元には徳を得られるように考えていますから、その人の行動を観察することは勉強になります。結論として良い人とつきあうことです。
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紹介者が大事です。
その人と仕事や付き合いをする場合、紹介者が誰なのかを見て下さい。紹介者が確かな人であれば信頼できますが、紹介者が信頼に欠ける人であれば、紹介してくれる人も信頼が欠けると思って下さい。人は居心地の良い集団の中にいますから、違うタイプの人と一緒にいることも仕事をすることもありません。紹介者が誰かによって付き合い方を考えて下さい。
- コーヒーをお客さんに出す時は、もう一方の手を添えることが大事です。小さな仕草にその人の心が表れます。手を添えることは心を添えることなので、「このコーヒーには私の心を添えていますよ」というメッセージになります。この仕草は心のある人には分かるものです。コーヒー、お茶を出すことは心を込めた行為であると思って下さい。
以上のような話を聞かせてもらいました。とても勉強になる話です。
「片桐章浩を応援する会」主催の議会報告会を行いました。毎回、ポスターを作ってくれているので確認しているのですが、今回が81回目となります。毎月一回開催している中での81回目ですから、積み重ねた後を語ってくれる嬉しい数字です。
今回の報告項目は次の通りです。
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自殺予防対策について。
和歌山県の自殺率の高さ、若年層の自殺の増加、そしていじめの認知件数が多いことから自殺予防対策の取り組みについて。一昨日の土曜日、和歌山市内で「命を大切にする授業」を実施しましたが、この理由と過去からの経緯を説明しました。講師に東京の絵本作家の夢ら丘さんに来てもらいましたが、作家自からが絵本の読み聞かせと命の大切さを伝えてくれることによる波及効果も解説しました。
この絵本「カーくんと森のなかまたち」の読み聞かせ授業は、以前、文部科学省主催の全国教育長会議において和歌山県教育委員会の山口教育長が「和歌山モデル」として説明した取り組みです。その後実施している県では継続した取り組みを行い、若年層の自殺率の低下につなげていますが、肝心の和歌山県は自殺率が全国一になっていることから、今一度、その当時の自殺予防のための授業の考え方と取り組みの原点に立ち返り、今回、夢ら丘さんに授業をしてもらいました。
若年層の自殺予防といじめ防止対策として絵本の読み聞かせを始めとする実効性が期待できる取り組みを、教育委員会に対して引き続き提言していきます。
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和歌山県一周高速道路について。
近畿自動車道紀勢線の整備が進められています。既に紀伊半島一周高速道路の全事業計画が決定していることから、早期完成を目指した取り組みを行っています。また有田ICから印南ICまでの区間の4車線化は令和3年12月の完成を予定しているので、この建設に関しても一日も早い開通を目指しています。
紀伊半島一周高速道路が完成すれば、時間短縮と観光振興など、今は実現していない地域振興が実現することになります。
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紀の川の主な事業計画について。
今年10月の台風により、被災地となった地域の多くの河川決壊の状況を見て「紀の川は大丈夫だろうか」という不安の声を聞いています。そこで紀の川の主な改修計画について説明を行いました。河道掘削と河川敷の樹木伐採、土砂撤去、そして狭窄部の拡幅などの河川対策事業について解説しました。紀の川氾濫の心配はなく大丈夫と思うのではなく、対策を講じていることを説明することで不安感が和らぎました。
また「和歌山県防災ナビ」アプリを紹介したところ、「これは活用できるアプリです」となり、インストールしてもらいました。現在地から避難所への誘導は、「仕事中でも出張している時でも逃げ道が分かるので、自らの身を護る対策となります。みんなに紹介します」という意見をいただきました。
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和歌山市におけるメガソーラー計画の現状について。
令和元年6月議会と9月議会での本会議一般質問の質疑を基に、県条例の考え方を説明しました。地元の皆さんの不安や心配の声を県の審議会で取り上げ、事業者の考え方を求めています。地元の意思を反映できる条例になっていることを解説しました。