活動報告・レポート
2019年10月14日(祝・月)
ゴールド笑の会
インバウンド観光客

観光に携わっている方と話し合いました。そこで「和歌山市のインバウンドの観光客は減少しています。夏場以降は特に減少しています。和歌山城は年間20万人以上のお客さんに来てもらっていますが、本年度はこれまでの経過からすると落ち込んでいると思います。中国人や韓国人のお客さんは目に見えて減少しています」と話してくれました。

まだ統計では確認していませんが、現場を案内している人からの話ではインバウンドのお客さんが減少に転じているようなので、回復させることに力を注ぎたいと思います。今日、和歌山城に入りましたが、これまでと違って確かに日本人のお客さんばかりでした。インバウンド観光客が減少しているのは、昨今の政治的理由もあるのかも知りません。

ゴールド笑の会

ゴールド笑の会の定期会合に出席しました。この会は名称を「シルバーユニオン笑の会」から「ゴールド笑の会」に名称を変更して活動を継続しています。今回は医療や統合型リゾート、そしてインドと和歌山県の交流などを取り上げて、それぞれから説明を行いました。

その中で僕からは、統合型リゾートについて説明を行いました。

和歌山県として和歌山マリーナシティに統合型リゾートを誘致していますが、大阪市や横浜市も立候補する予定なので「和歌山県での誘致は難しくなりましたね」という意見を聞くことが多くなりました。いつも「選定されるのは全国で三か所ですし、横浜市に決まったわけではないので、これからの取り組み次第ですよ」と答えています。

今回も説明をした後に同様の質問があり答えさせてもらいました。

  1. 和歌山マリーナシティでは狭すぎてIR誘致に適した場所とは言えないと思います。この面積であれば大阪市や横浜市が誘致しようとしている場所と比較して狭すぎるので対抗できないと思います。ラスベガスにも何度か行ったことがありますが、あれぐらいの規模があるから楽しいのであって、仮に和歌山市にできたとしてもリゾートホテルがひとつ建つぐらいだと思います。そんな規模では立候補を予定している他の都市に太刀打ちできないと思いますから、場所の選定から見直すべきではないですか。
  2. 和歌山市であれば友ヶ島の方がIRに適していると思います。島であるということ、自然に囲まれた場所であることが利点だと思うからです。そしてここに誘致ができたなら、紀淡海峡ルートの建設に弾みがつくと思うからです。徳島県と和歌山県を結ぶ橋ができる契機になることは、IRと共に道路建設につながるので経済効果は図り知れません。誘致できれば良いという小さな発想ではなくて、IRを核として次の公共事業につながるような取り組みを期待しています。
  3. 和歌山県に誘致できる確率はどれぐらいだと考えていますか。難しいと思いますが誘致して欲しいと思います。
  4. もし和歌山マリーナシティにIRができたら、交通対策が必要だと思います。その点に関しては如何ですか。

以上4点の質問をいただきました。

  1. 和歌山県は立地地点と自然環境を生かすためにヨーロッパ型IRが適していると考え、その規模での誘致を目指しています。ですからマカオやラスベガスのような規模を想像していると思いますが、それらと違ったものになります。和歌山マリーナシティの20万haの面積はシンガポールのIRと同規模ですから、世界からお客さんに来てもらう規模としては大丈夫だと思います。
    但し、最初の3か所のIRがスタートしてから7年後に第二弾目のIRの立候補が行われると聞いています。何事でもそうですが、後にできる物ほど最新の機器を導入できますし、時代の要請に合致したものになりますから優位性を持つことになります。和歌山市にIRが誘致出来ていたと仮定して、7年後に新しい都市のIRと競合することになりますから、その時に拡幅できるようにできれば土地に余裕を持たせておきたいところです。もう設備投資ができないような状況にはしたくないと思います。
  2. 友ヶ島は守るべき自然と歴史がありますから、ここに誘致することは難しいと思います。ただ紀淡海峡ルートは将来実現したい構想なので、IRとは別に国に対して要望活動をしているところです。
  3. 確からしい確率は言えませんが、和歌山県も和歌山県議会も、誘致できると信じて活動をしています。「大丈夫かな」だとか「無理かもしれないけれど」という前提で取り組みをしているものではありませんから、応援してくれる皆さんの期待に応えたいと思っています。
  4. IR建設費は全て事業者が負担しますから、国も県も負担することはありません。但しそれに伴うアクセス道路や公共インフラは地元県が実施すべきことなので対応が必要です。道路が渋滞して日常生活に支障がでないように、誘致出来た暁には車が流れるような道路対策を検討していきます。

説明の後、以上のような質疑応答を行いました。

ゴールド笑の会余興

また紀伊半島一周高速道路と、高速道路である有田と南紀田辺間の四車線化についても説明いたしました。皆さんに期待してもらえる道路行政の取り組みを行っています。

全ての説明を終えた後、Mさんが余興としてトランプ大統領の物まねなどを披露してくれました。会場を沸かせてくれて会合を終えました。楽しい時間を過ごさせていただいたことに感謝しています。